お知らせ

2020年5月から、セカンドライフの情報は仮想生活ガイドというサイトにまとめていくように変更しました。
天使になりたくてのこれまでの情報は今後も過去ログとして残しておきますけれど、新しい情報は仮想生活ガイドをご覧ください^^

2009年8月14日金曜日

コンテンツ管理についての今後の政策

長い内容なのでご紹介が遅れてしまいましたけれど><、

リンデンラボのコンテンツ管理についての
今後の政策が発表されていますので
ご紹介します^^




この内容は、物作りしている人はもちろん、
お店で商品を買うだけといった人にも大事なことですので、
ぜひ読んでみてください。


●著作権侵害の際の被害の申告方法の改良

 セカンドライフ内のコンテンツで著作権侵害の被害を受けた場合、
 セカンドライフを運営しているリンデンラボはアメリカにあるため、
 被害を受けた人が日本在住でも、
 アメリカの法律に基づいて被害の申告を行なわなければなりません。

 その際に提出を求められるのが、

  デジタルミレニアム著作権法(DMCA)
  http://ja.wikipedia.org/wiki/デジタルミレニアム著作権法

 に基づいた資料です。

 従来はこの資料を、
 FAX でリンデンラボへ送る必要がありました。

 これが、
 今後 Web フォームから送ることが出来るようになります。

  日本からアメリカまで FAX で?

 という部分も、
 この問題の一つの障害になっていた部分がありましたので、
 これはいい改善だと思います^^

●新しいコンテンツのライセンス機能

 今までのセカンドライフのパーミッションシステムでは、
 現在存在している様々なライセンスに
 対応出来ない部分が出てきてしまっています。

 特に、オープンソースプロジェクトのようなケースでよくある、

  フルパーミッションだけど
  それ自身の販売は不可

 というような設定は、
 現在のパーミッションシステムでは不可能です。

 また、同様の問題は、
 企業向けグリッドで
 セカンドライフのコンテンツを利用したい場合にも出てきます。

 そこで、それらを解決する
 新しいコンテンツのライセンス機能の計画が、
 年末までに発表されるそうです。

 こういったものが導入されると、
 今までにない形態の商品も生まれてくるかもしれませんので、
 (純粋な「ギフト商品」も出来るかも…)
 この辺はすごく楽しみですね^^

●コピーツールの開発に関して

 セカンドライフのコンテンツをコピーするツールは、

  自分が作ったもののバックアップを、
  ローカルなどの環境にとっておきたい

 という人には有用ですけれど、
 他人のものをコピー出来てしまうという、
 悪用される可能性がある危険な面も持っています。

 こういったケースでの著作権を保護するため、
 コピーツールを作る人には以下の内容が求められます。

  (ルールという決められたものではなくて、
   まだ、慣習的な要望という位置付けです)

  ・コピーツールのユーザーが、
   セカンドライフからコピーしようとしているコンテンツの
   「クリエーター」と一致していること

  ・セカンドライフの「持ち物」の内容全てを
   簡単にコピー出来ないようにすること

  ・セカンドライフの世界で設定されていた、
   「クリエーター」およびその他の情報を保存すること

 これらが守られる限りは、
 他人のものをコピーすることは出来なくなりますので、
 コピーツールを使っての知的財産権(著作権)侵害といったことは
 発生しなくなります。

 これらを、
 コピーツール開発の標準的な方法として
 推し進めていくそうです。

 今までも、
 CopyBot やそれに関連するソフトを使ってコンテンツを盗むことは、
 利用規約違反でアカウント停止などの措置になっていましたけれど、

 それに加えて、
 そういったツールを作る人にも
 自主規制的なものを求めていこうとするのが、
 この方針です^^

●お店の信頼度を表す「Content Seller Program」

 コンテンツを守るという部分のもう一つの側面として、

 商品を買うお客さん側としても、
 違法コピーなどで知的財産権(著作権)を侵害されている商品を
 間違って買ってしまったりしないように、

 お店の信頼度を表す

  Content Seller Program

 という制度を導入して、

  安心してお買い物が出来るようにする

 ということを計画しているそうです。

 もちろんこれはどのお店(人)でも得られるものではなくて、

  ・本人の支払い情報が登録されていること

  ・評判が良く、利用規約違反による利用停止が無いこと

  ・コンテンツの取引がある程度あること

  ・全ての商品の知的所有権とライセンスを保有していることを
   明言すること

 という基準を満たす必要があるそうです。

 これにより、
 信頼度の高いお店でお買い物することで、

  そういうつもりはないのに、
  コピー商品を買ってしまった><

  (知らず知らずのうちに、
   コピー商品が広まるのに加担してしまった)

 ということが無い環境作りを進めていくそうです。

 お店の人にとってはもちろん、
 買う人にとってもより良い環境になるので
 いい感じですね^^

 一つ気になるのは、
 モールや再販ショップ、セレクトショップといったところが
 どういう扱いになるかですよね。

 その辺によっては、
 作者の本支店以外では買ってもらえなくなりそうな感じもありますので、
 そこはちょっと気になるところです@@

●知的財産権保護の教育

 著作権を含む、知的財産権全般の保護のための教育を
 推し進めていくそうです。

 その一つとして、
 Second Life Wiki に
 基本的な情報をまとめてあるそうです。

  Intellectual Property
  http://wiki.secondlife.com/wiki/Intellectual_Property

 また、これはすでに発表されていますが、
 Xstreet SL での商品掲載の基準も
 知的財産権保護の方針に沿って改定されています。

  Updates to XStreet SL Listing Guidelines
  https://blogs.secondlife.com/community/community/blog/2009/08/11/updates-to-xstreet-sl-listing-guidelines

 こういった具体的内容を順次発表して、
 知的財産権保護に対する理解を深めてもらい。
 より良い環境作りを行なっていくそうです。


以上です。

著作権関連の問題は、
セカンドライフのシステムの仕組み上、
なかなか対応してもらえないところもあったりしたんですけれど、
ようやくリンデンも
重い腰を上げて取り組む方向になってきたみたいです。

こういったものが導入されて、
物作りしている人にとっても、
それを使う人にとっても、
より良い環境になるといいですねー^^
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2 件のコメント:

  1. こんにちは。
    翻訳ありがとうございます。

    英語がわかる方に噛み砕いて説明して頂けると、とってもわかり易くて助かります^^

    いろいろ改善されて、さらにSLが良くなりそうですね^^

    返信削除
  2. K さん、こんばんはー^^

    わたしも英語は苦手な方でw、
    おおまかな部分が何とか分かる感じですので、
    こういうの書く時は
    いつも試行錯誤なんですけれど…@@、

     (だから、「翻訳」とは思っていませんw)

    それでも、分かる範囲で、

     私なりに分かりやすく伝えられるといいなー

    と思って書いています^^

    こんな内容でもお役に立てることがありましたら、
    うれしいです。

    ほんと、こういったものがどんどん取り入れられて、
    SLがもっともっとよくなるといいですねー^^

    返信削除