お知らせ

2020年5月から、セカンドライフの情報は仮想生活ガイドというサイトにまとめていくように変更しました。
天使になりたくてのこれまでの情報は今後も過去ログとして残しておきますけれど、新しい情報は仮想生活ガイドをご覧ください^^

2017年9月23日土曜日

【重要】セカンドライフのアカウントのセキュリティについての重要なお知らせ

セカンドライフでは以前から、公式サイトやマーケットプレイスに偽装したフィッシングサイトへの誘導メッセージがグループ IM で流れるような形でのフィッシング詐欺が横行しています。

それに加えて新たに、セカンドライフビュアー内のポップアップウィンドウの仕組みを利用して、“あなたのアカウントが侵害されたので、サポートに連絡してください”というメッセージと共に、リンデンラボの番号ではない偽の電話番号を表示するフィッシング詐欺が出てきたそうです。

An Important Reminder About Account Security - Featured News - SecondLife Community

“ポップアップウィンドウ”というのがどういうものなのかの詳細は、公式ブログの記事では詳しく解説されてはいないのですが…、

本当にアカウントが乗っ取られたなどの問題が発生した場合、このような形でリンデンラボからビュアー内に通知が出ることはありません。

ここで表示される電話番号に電話をすると、アカウントの情報を聞きだされてアカウントを乗っ取られてしまう危険性がありますので、こういったメッセージが出た場合は絶対に電話をしないようにしてください。

アカウントを侵害されたと感じた場合は、セカンドライフ公式サイトのサポートチケットから問い合わせを行なうようにしてください。

サポート案件の新規作成 | Second Life ヘルプ
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【重要】セカンドライフ公式ビュアーを公式サイトでダウンロードした際に、“安全でないアプリ”扱いされた場合

セカンドライフ公式ビュアーで利用されていたコードサイニング証明書の有効期限切れにともない、Windows Defender SmartScreen でセカンドライフの公式ビュアーが“安全でないアプリ”扱いされるようになってしまいました。

Important: New Windows Viewer Installs May Generate Warnings - Featured News - SecondLife Community

「コードサイニング証明書」というのは、“このアプリケーションの内容は全て、たしかにリンデンラボが開発したものです”ということを証明するためのものです。

きちんとしたコードサイニング証明書があるアプリケーションは、特別な操作は必要なく Windows にそのままインストール出来るようになっています。

しかし、コードサイニング証明書が無かったり、有効期限が切れているなどの正しくないコードサイニング証明書がアプリケーションに付いている場合は、Windows に標準で搭載されている「Windows Defender SmartScreen」という機能でその実行がブロックされるようになっています。

Windows 10: OS レベルで悪意のあるサイト、アプリをブロック - SmartScreen フィルター - 日本のセキュリティチーム

この際に表示されるのが、公式ブログで紹介されている「Windows によって、コンピューターが保護されました(Windows protected your PC)」といったメッセージが書かれた青い画面です。

通常はこの画面が出た際には、今実行しようとしているアプリケーションは悪意のある人が作った(改ざんした)プログラムかもしれませんので、実行を許可しないのが正しい選択です。

しかしこのままでは、これからセカンドライフの公式ビュアーをインストールしようとする人はもちろん、新しいバージョンにアップデートしようとする人も、公式ビュアーを利用出来なくなってしまいます。

リンデンラボは、すでに新しいコードサイニング証明書を取得して公式ビュアーに適用済みだそうですが、コードサイニング証明書は単にアプリに適用するだけではダメで、このプログラムを利用している人がある程度増えるまでの間は、引き続き SmartScreen での警告が出てしまうそうです。

なるべく早く出なくなる方がいいのですが、どれくらいの人が利用するようになったらこの画面が消えるのかはマイクロソフト社次第なので、リンデンラボの方では分からないそうです。

そのため、もしこの SmartScreen の画面が出た際は、セカンドライフ公式サイトからダウンロードした公式ビュアーに関しては、「実行(Run anyway)」を選択してくださいということです。

この現象が発生するのは、Windows のみです。
Mac や Linux では発生しません。
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【重要】米国外のSLユーザーでクレカ利用者、2017 年 9 月 30 日以降の支払いで問題が発生する可能性があります

国際決済システムの予期せぬ変更により、米国外のセカンドライフユーザーでクレジットカードを利用している人の一部は、2017 年 9 月 30 日以降の引き落としで支払い出来ない問題が発生する可能性があるそうです。

Important Update for International Credit Card Users - Featured News - SecondLife Community

影響を受けるのは、セカンドライフでクレジットカードを使用して支払いが行われる部分全てです。
  • インワールドやマーケットプレイスでの L$ の購入
  • プレミアムアカウントの支払い
  • メインランドの土地の支払い
  • プライベート SIM の支払い
特に、プレミアムアカウントや土地の支払いが止まってしまうと、アカウント停止といったことにも繋がってしまいます。

これらの引き落としが出来なかった際は、リンデンからメールでその旨通知が来ますので、次回の引き落としの時期にはそのメールが届いていないか必ずチェックするようにしてください。

この問題が発生する場合は、クレジットカードの情報を再度登録し直すことで解決出来ます。

もしそれでも解決しないという方は、サポートに問い合わせを行なってください。

Second Life Help
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LSL の llHTTPRequest の仕様が再度変更されました

2017 年 8 月 29 日にメイングリッド全体に適用されたサーバーソフトウェアのアップデートにて、llHTTPRequest の仕様変更が再度行なわれました。

MIME Type changes for HTTP with LSL - LSL Scripting - SecondLife Community

Release Notes/Second Life Server/17 - Second Life Wiki

LlHTTPRequest - Second Life Wiki

今回の変更点は、下記の通りです。
  • HTTP_MIMETYPE パラメータが適切な内容になっているか、チェックが行なわれるようになりました。
  • HTTP_ACCEPT オプションが追加されました。これを使用すると、スクリプトが期待する MIME タイプをさらに制限することが出来ます。
  • スクリプトへの HTTP リクエストで、Content-Type が正しいものかどうか、許可されているものかどうかがチェックされるようになりました。

許可されている MIME タイプの形式は、下記の通りです。

"type/subtype; parameters"

正しい使用例
  • "text/plain;charset-utf8"
  • "application/x-www-form-urlencoded"
  • "multipart/mixed; boundary=\"---1234567890---\""

間違った使用例
  • "text/application/xml" (MIME タイプ に「/xml」が余計についています)
  • "text/xml charset=utf8" (MIME タイプの最後にセミコロンがありません)
  • "text / xml" (MIME タイプの区切りの前後にスペースが入っています)
  • "text/xml\n" (HTTP_MIMETYPE に改行コードが混入しています)
※これらの場合は、デバッグチャンネルでエラーが発生して、llHTTPRequest から Null キーが返されます。

セミコロンとパラメータは省略可能です。LSL は、オプションのパラメータセクションの内容は検証しません。

インターネットでの通常の仕様通りに llHTTPRequest の動作も変更されました。
LSL や Web で MIME タイプを意図した通信を行われている場合は、この辺を再度確認してみてください。
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2017年9月21日木曜日

セカンドライフ公式ビュアー バージョン 5.0.7

2017 年 8 月 24 日、セカンドライフ公式ビュアー バージョン  5.0.7 (328060) が公開されました。

セカンドライフ公式サイトのダウンロードページからダウンロード出来ます。

Downloads | Second Life

今回のバージョンは、メンテナンスビュアーの内容が取り込まれました。

Release Notes/Second Life Release/5.0.7.328060 - Second Life Wiki

46 件もの不具合の修正や改良などが行なわれています。
主な変更点は、下記の通りです。

様々な不具合の修正

  • マルチバイト(Unicode)のパスにインストールされた場合の不具合を修正
  • 「地域/不動産」ウィンドウの設定が、SIM オーナーやエステートマネージャー以外の人も変更出来るように見えてしまう不具合を修正
  • アウトフィットでの操作、スナップショットの保存、テクスチャーの保存など、たくさんの場所でクラッシュする不具合の修正
  • 会話ウィンドウでの右クリックメニューが正しく表示されるように修正
  • キーボードフォーカスの修正
  • 「Second Life について」を開く際にフリーズする不具合を修正
  • チャットで、アバター名のかわりに SLURL が表示されることがあるのを修正
  • グループ名内の URL 形式の文字列は、どの場所でもクリック出来ないように修正
  • オブジェクトを回転している時に、持ち上げを同時に出来るようになりました
  • グループの役割での厄介な選択不具合を修正
  • グループで「現在位置をランドマーク」を許可した際、テレポートルーティングの上書きが壊れていたのを修正

あなたの悩みの種を解決するもの

  • パーミッションの許可リクエストは、あなたが対応するまで表示され続けます
  • ディスクがいっぱいになってスナップショットが保存出来ない場合は、空のファイルを作成した後、ディスクがいっぱいなので開けてくださいというメッセージを表示するようになりました
  • テクスチャーの表示で比率を拘束していないと、不適切な比率で表示されていたのを修正
  • インベントリから表示されたテクスチャーが、時々完全に読込まれないことがあったのを修正
  • ビュアーのログイン失敗メッセージが更新され、サポートに連絡する際のより正確な情報が記載されるようになりました
  • ローカライズのアップデート

意図的に変更されたもの

  • ゴミ箱内のアイテム数を修正
  • ゴミ箱が満杯の時に、いくつかのケースでそれが表示されていなかったのを修正
  • ゴミ箱のバージョンが同期しなくなった場合の修正
  • ゴミ箱の削除で、セッション毎に警告メッセージが表示されるようになって、うっかりミスで消してしまうことが起きにくいようになりました
  • ゴミ箱を削除した際のメッセージには、削除されたアイテムの数が含まれます
  • フィルタリングされたコンテンツを削除する際の警告を追加

細かいところばかりですけど、いろんな部分が修正されていますので、「ここが気になるなー」というところがある方はぜひアップデートしてみてください^^
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LSL に新機能「llGetObjectDetails(OBJECT_CREATION_TIME/OBJECT_SELECT_COUNT/OBJECT_SIT_COUNT)」が追加されました

2017 年 8 月 22 日、LSL(Linden Script Language)に下記の新機能が追加されました

  • llGetObjectDetails に「OBJECT_CREATION_TIME」「OBJECT_SELECT_COUNT」「OBJECT_SIT_COUNT」パラメータが追加

Release Notes/Second Life Server/17 - Second Life Wiki

llGetObjectDetails は、オブジェクト(プリム)の情報を取得したり設定を行う関数です。

LlGetObjectDetails - Second Life Wiki

今回は、下記のパラメータが追加されました。

OBJECT_CREATION_TIMEオブジェクトの作成日時
OBJECT_SELECT_COUNオブジェクトがアバターに選択されている人数
OBJECT_SIT_COUNTオブジェクトに座っているアバターの数


llGetObjectDetails(OBJECT_CREATION_TIME)


OBJECT_CREATION_TIME を指定すると、オブジェクトの作成日が取得出来ます

ここで言う“オブジェクトの作成日”は、Rez された日時では無くて、アセットとしてオブジェクトを作成した日時になります。

そのため、作成したオブジェクトを複数 Rez しても、OBJECT_CREATION_TIME の値は全て同じになります。

通常はオブジェクトの作成日は特に気にする必要は無いと思うのですが、オブジェクトの作成はメッシュアップロードなどの際にも行われますので、そのオブジェクトがオリジナルであるかどうかのチェックに使えそうな感じなのかな?という気がします。

llGetObjectDetails(OBJECT_SELECT_COUNT)


OBJECT_SELECT_COUNT を指定すると、そのオブジェクトが何人のアバターから選択されているかを取得することが出来ます。

オブジェクトが選択されているか(編集状態になっているか)どうかは、これまで取得することは出来ませんでした。
この機能を使うことで、誰かがオブジェクトを選択しているかどうかを LSL で判別出来るようになります。

オブジェクトが選択状態かを知りたいというケースは普通はほとんどないと思いますが…、
乗り物を編集状態にすると動きが止まってしまうという状態を検出することがこの OBJECT_SELECT_COUNT を使えば出来ますので、そういった用途では非常に重宝される機能のように思います^^


llGetObjectDetails(OBJECT_SIT_COUNT)


OBJECT_SIT_COUNT を指定すると、オブジェクトにアバターが何人座っているかを取得することが出来ます。

これまでも、llGetNumberOfPrims の数からオブジェクト自身のプリム数を引くことでアバターが何人座っているかを求めることが出来ましたが、これからはOBJECT_SIT_COUNT だけで取得出来るようになります。


今回も、あったら便利かなという機能が追加されました。
気になる方はぜひ試してみてください^^
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