お知らせ

2020年5月から、セカンドライフの情報は仮想生活ガイドというサイトにまとめていくように変更しました。
天使になりたくてのこれまでの情報は今後も過去ログとして残しておきますけれど、新しい情報は仮想生活ガイドをご覧ください^^

2015年7月18日土曜日

新しいマーケットプレイス(Viewer-Managed Marketplace)への自動移行は、7/24 に行われます

これまでのマーケットプレイスでは、
  • ダイレクトデリバリー(マーチャントアウトボックス)
  • マジックボックス
の二つの方法で商品を出品することが出来ました。

現在リンデンラボは、「Viewer-Managed Marketplace」(VMM)という新しい仕組みのマーケットプレイスを準備しています。

Viewer-Managed Marketplace Beta Launch - Second Life

VMM 機能を持ったビュアーを使うと、
  • マーケットプレイスに直接出品が可能
  • マーケットプレイスに掲載するかどうかをビュアー内で設定可能
  • 出品した商品のバージョン管理が可能
といったことがビュアー内だけで出来るようになります。


残念ながら、商品情報などはまだマーケットプレイスのサイトで入力しなければいけないようですけれど、出品や管理の大部分がビュアーだけで完結出来るようになるところが、「Viewer-Managed Marketplace」の大きな特徴です。


この新しい仕組みへの自動移行が、下記の日程で行われます。

太平洋時間:7/23 21:00〜 7/24 9:00
(日本時間:7/24 13:00〜 7/25 1:00)

Viewer-Managed Marketplace Released: Migration Beg... - Second Life

ここで移行されるのは、「ダイレクトデリバリー(マーチャントアウトボックス)」のデータです。

全てのマーケットプレイス出店者には、
  • 自動移行開始時
  • 自動移行終了時
の 2 回、お知らせのメールが届くそうです。

5000 個以上の商品があるお店の場合は、別途、自動移行のスケジュールについての追加のメールが届くそうです。
もしかしたらこういったお店は、移行に時間がかかるのかもしれません。

この期間の間、マーケットプレイスの内容は編集不可になるそうです。
ただし、お客さんはこの期間中も通常通り購入することが出来るそうです。


自動移行が完了した後は、マーケットプレイスへの出品は VMM 機能を持ったビュアーで行なう必要があります。
VMM 機能を持った公式ビュアーは現在リリース候補版ですが、自動移行が完了した時点で正式版になると思われます。

Linden Lab Official:Alternate Viewers - Second Life Wiki


Firestorm などのサードパーティーのビュアーを使用している場合は、それらのビュアーが VMM 機能をサポートしているかどうか確認をしてください。
もしサポートしていない場合は、それらのビュアーが対応するまでは、公式ビュアーを利用することをお勧めします。


自動移行完了後、従来の下記の二つの方法は、サポートされなくなります。
  • ダイレクトデリバリー(マーチャントアウトボックス)
  • マジックボックス
自動的に移行されるのは、ダイレクトデリバリーで登録した商品のみです。

マジックボックスで出品している商品は、手動で登録し直す必要があります。
マジックボックスの商品が残っている方は、ご注意ください。


マジックボックスからダイレクトデリバリーへの移行の際はかなりトラブルが発生していましたので、その辺がちょっと心配ですね。

マーケットプレイスに出品しているお店の方は、来週末はドキドキの週末になってしまうかも…@@
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セカンドライフ公式ビュアー バージョン 3.8.1 が公開されました

セカンドライフ公式ビュアー バージョン 3.8.1 (303130) が公開されました。

セカンドライフ公式サイトのダウンロードページからダウンロード出来ます。

Downloads | Second Life

今回のバージョンでは、装着に関しての不具合を修正する「Project BigBird」の内容が取り込まれました。

これまでのバージョンでは、複数の装着物を同時に追加したり外したりする際、正しく装着されないことがあるという不具合がありました。

ログイン時やテレポート時などの際に、装着物が外れてしまうという現象に遭遇されていた方もいらっしゃるかもしれません。
その不具合が、今回のバージョンで解決しています。

お困りだったからはぜひ、アップデートしてみてください^^
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2015年7月11日土曜日

ビュアーの通知機能を改善する「Notifications Project Viewer」が公開されました

セカンドライフビュアーには、
  • システムからのお知らせ
  • フレンドのログイン/ログアウト
  • 支払いを行なった時
  • グループの招待が届いた時
  • グループ通知が来た時
などの際に、ビュアーの画面右上にポップアップでお知らせの通知が行われる機能があります。


表示された通知は、一定時間が経つと未読数を表すアイコンの表示に切り替わります。


未読数を表すアイコンをクリックすると、未読の一覧が表示され、そこから見たい未読の項目を選択すると、その項目の通知の内容が再度表示されます。



これまでのビュアーにも、こういったお知らせを通知する機能はすでにありました。


ただ現状の仕組みでは、未読の数がたまると、どの未読がどのジャンルのメッセージなのかが分かりにくくなってしまうという欠点がありました。

大量の未読の一覧から、チェックしなくてもいい通知を消しているつもりで、大事な通知まで消してしまうというミスも起きてしまう可能性もあります。

そのため、そういう欠点を改善した新しい通知機能が作られました。

それが、「Notifications Project Viewer」です。

New Project Viewer: Get Your Notifications Sorted - Second Life

Notifications Project Viewer でも、受け取った通知が未読になるところまでの動作は、従来と同じです。

未読になった後、未読アイコンをクリックしたところで、改良された新しい一覧表示が現れます。


新しい通知の一覧表示の機能では、通知が下記のジャンルのタブに分かれて表示されます。
  • システムからのお知らせ
  • 支払いを行なった際の通知
  • グループ招待
  • グループ通知

これにより、通知がたくさんたまった場合も、それぞれのジャンル毎に処理をすることが出来ます。

新しい通知の一覧表示機能では、従来は別のウインドウとして表示されていた通知の詳細表示も、一覧のウインドウの中に表示されるようになっています。


これにより、画面のあちこちに通知のウインドウが開くことなく、通知の内容を一ヶ所で確認することが出来ます。


Second Life Project Viewer は、“プロジェクトビュアー”という「機能の評価版」の位置付けで公開されています。

リリース候補版ではありませんので、機能が足りなかったり、大きな不具合がある場合もあります。

現在、新しい一覧表示機能内では、グループ招待の「拒否」「参加」のボタンが表示されないという不具合が見つかっているそうです。

[#BUG-9625] Unable to accept group invite using Notification floater - Second Life Bug Tracker

試される方は、その辺を理解した上で使われるようにしてください。

不具合や改善要望がある場合は、JIRA へ報告をしてください。

System Dashboard - Second Life Bug Tracker

JIRA は、ユーザーがリンデンラボの開発スタッフに向けて、不具合や改善要望を投稿するところです。

リンデンラボの開発スタッフには日本語が分かる方はいらっしゃいませんので、JIRA での報告は英語でのみ行ないます。
英語が出来ない方は、英語の出来るお友達などにお願いして報告するようにしてください。
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2015年7月5日日曜日

「Experiences(体験)」用のコンテンツの作り方

今回は、前回の記事、

セカンドライフ公式ビュアー バージョン 3.8.0 が公開されました

で紹介しました「Experiences(体験)」機能を使ったコンテンツの作り方を紹介します。


Experiences を使ったコンテンツは、下記の条件のユーザーのみ作成することが出来ます。

プレミアムアカウント
土地または SIM を所有している

Experiences 機能を動作させるためには、Experience Key が必要です。

Experience Key は、下記の方法で取得することが出来ます。
  1. 「ミー」メニューの「体験」の項目を選択
  2. 体験ウインドウの「所有」タブを選択
  3. 「体験を取得」ボタンを押す


※プレミアムアカウントでない場合は、3のところで「体験で取得」ボタンは押すことが出来ません。また、すでに Experience Key を取得済みのアカウントも「体験で取得」ボタンは押せなくなります。

Experience Key の取得が完了すると、体験プロフィールが開きます。
必要事項を記入して保存してください。


ここで入力した情報は、全てのユーザーに公開されます。
体験ウインドウの「SEARCH」タブから検索出来てしまいますので、プライベートな情報や SLURL は記載しない方がいいと思います。

Experience Key は、アカウントと関連付けられています。
一つのアカウントに対して、一つの Experience Key しか取得することは出来ません。

イベント毎に Experience Key を取得して…ということは出来ませんので、Experience Key に記載する情報は、管理しているアカウントに対しての説明の方がいいかもしれません。


Experience Key が取得出来たら、次はそれを Experiences を使用したい土地に設定します。

Experiences では、SIM 全体はもちろん、SIM 内の区画毎に Experience Key を設定することが可能です。
プライベート SIM はもちろん、メインランドでも利用可能です。
また、複数の SIM をまたいで設定することも可能です。
Experiences を使用したい場所に設定するだけで、それら全てで利用可能になります。

設定は、下記の場所にて行ないます。

SIM地域/不動産の「体験」タブ
各区画毎土地情報の「体験」タブ



それぞれ、「許可された体験」の欄に使用したい Experience Key を追加するだけで、利用可能になります。


土地への Experience Key の設定が終わったら、次は Experiences 用のスクリプトを用意します。

 Experiences では、下記の条件が揃ったスクリプトのみ動作します。

Experiences 用に作成されたスクリプト
使用したい Experience Key が設定されたスクリプト

Experiences 用の LSL は、Second Life Wiki に記載されています。

Category:Experience Tools - Second Life Wiki

こちらの LSL を使って、スクリプトから Experiences の機能が使えるようになります。

ただし、Experiences 用のスクリプトが出来ても、それだけでは Experiences の機能にアクセスすることは出来ません。

Experiences 用のスクリプトから Experiences の機能にアクセス出来るようにするためには、スクリプトウインドウに追加された「次の体験を使用」というチェックボックスを有効にして、そのスクリプトで使用したい Experience Key を設定する必要があります。


そうすることで、スクリプトと Experience Key が関連付けられて、スクリプトから Experiences の機能にアクセス出来るようになります。


Experiences の機能は、スクリプトからしか利用することは出来ません。

スクリプトは作れないという方は、お店で Experiences 対応のスクリプトを購入されるか、スクリプトが出来るお友達に制作を依頼される必要があります。

ただし、自分に編集権限が無い“編集不可”のスクリプトには、Experience Key を設定することは出来ません。
お店で購入したスクリプトなどを Experiences で使いたいと思った場合は、まずは編集可能なスクリプトかどうかを確認された方がいいです。


これでようやく、Experiences を使ったコンテンツが作れる準備が整いました。
あとは、皆さんが持っているアイデアで、素敵な体験が出来るコンテンツを作るだけです^^
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2015年7月4日土曜日

セカンドライフ公式ビュアー バージョン 3.8.0 が公開されました

セカンドライフ公式ビュアー バージョン 3.8.0 (302622) が公開されました。

セカンドライフ公式サイトのダウンロードページからダウンロード出来ます。

Downloads | Second Life

今回のバージョンでは、「Experiences(体験)」と呼ばれるコンテンツの作成と、その管理のための機能がサポートされました。

Experience Tools Available Now For Premium Members... - Second Life


これまでのセカンドライフでは、スクリプトからユーザーに対して何かの制御を行ないたいという場合には、ユーザーの許可が必要でした。
  • アバターへのアニメーション動作
  • アバターに装着
  • カメラ追従
  • カメラのコントロール
などといった場合にユーザー側にダイアログが出てきて許可を求められていたのは、このためです。

これは、スクリプトが勝手にアバターの制御を奪って、ユーザーの意図に反して動作してしまうということを防ぐために用意された安全策です。

これらの許可は、一度許可しても、次に要求された時には再度確認が行われます。
うっかり許可してしまっても、影響があるのはその時だけ…という安全が優先された仕様になっています。

通常は、こういう仕組みがあるので安心して生活することが出来ます^^


ただ、セカンドライフの世界の中でゲームを作りたいと思った場合や、SIM の世界をより体感してもらいたいといった場合には、何度も何度も許可のダイアログが出てきてしまうのは、ユーザーに不便さを与えてしまったり、世界観を壊してしまうこともあります。

これを解決するためにリンデンラボが用意したのが、「Experiences(体験)」という新しい仕組みです。

Experiences は、「Experience Key」が設定された土地とスクリプトでのみ、ユーザーへの許可の確認を1度だけでよくする仕組みです。

Experiences(体験)で、ユーザーの許可が求められているケース

これにより、ゲームを始める際にゲーム側から表示された許可ダイアログで一度許可しておけば、その後何度訪れても、許可ダイアログを目にすることなくスムーズにゲームに入っていくことが出来ます。

もちろん、許可したことのあるコンテンツを後から確認したいといった場合や、許可を取り消したいといった場合のために、Experiences の管理機能も用意されています。

Experiences の管理画面 

各 Experiences Key の詳細情報

安全面にも利便性にも、両方に配慮された新しい仕組みです。


Experiences の機能自体は、「Linden Realms」で最初に導入されました。

Linden Realms | Second Life

Linden Realms に到着すると、何もしていないのにゲームの HUD が装着されたり、ゲーム中に自動的にテレポートしたりといったことを経験したことがある方もいらっしゃるかもしれません。

それが、Experiences の機能です。

昨年オープンした Experiences を使ったゲーム「The Cornfield」では、アバターにゲーム用の装備を自動的に装着させるということも行なっています。

The Cornfield | Second Life

これらはいずれも、リンデンラボが作成したセカンドライフ内のゲームです。


Experiences の機能紹介ビデオでは、ゲーム以外での利用方法についても紹介しています。


SIM に到着すると案内図の HUD が自動的に装着されて目的地へ簡単に移動出来たり、お店に入るとお店の新製品のお知らせ HUD が自動的に装着されたり、お店の商品をその場で試着出来たり、といった様々なことが出来るようになります。

今までに無いような経験が体験出来るようになったのが、Experiences の機能の特徴です。


これまではこういったコンテンツは、リンデンラボと Experiences のベータ版に参加している一部のユーザーのみ作成することが出来ましたが、公式ビュアー 3.8.0 で Experiences が正式に導入されましたので、今後は一般のユーザーも作成することが出来るようになります。

ただし、Experiences のコンテンツを作成するために必要な「Experience Key」の取得は、プレミアムアカウントのユーザーのみに限定されています。

これは、Experiences ではアバターの制御を行なえてしまうという安全面の問題がありますので、個人情報がはっきりしているユーザーのみに限定するためのようです。

そのため、プレミアムアカウントで「Experience Key」を取得した場合も、そのアカウントをベーシックアカウントに戻すと、取得した「Experience Key」は無効になってしまうそうです。

そこまで安全面の配慮が行なわれているものですので、安心して利用出来るものだと思います。

もちろんそれでも、悪い行いをする人がいるかもしれません。
その場合は、「そのコンテンツに対して、迷惑行為として通報(Abuse Report:AR)してください」だそうです。


Experiences で作られたコンテンツは、その場所にアクセス出来るユーザーであれば、誰でも自由に体験することが出来ます。
利用者側には、特に制限はありません。


まもなくクローズドアルファ版が始まる予定の“SL2”と呼ばれている次世代プラットフォーム「プロジェクト・サンサール(Project SANSAR)」が注目されていますけれど、セカンドライフもまだまだ進化しています。

Experiences(体験)機能を使って、新しいセカンドライフの世界を創りましょう!^^/
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