お知らせ

2020年5月から、セカンドライフの情報は仮想生活ガイドというサイトにまとめていくように変更しました。
天使になりたくてのこれまでの情報は今後も過去ログとして残しておきますけれど、新しい情報は仮想生活ガイドをご覧ください^^

2017年7月16日日曜日

次世代プラットフォーム「サンサール(SANSAR)」最新情報(2017 年 7 月 16 日)


前回ご紹介した際には、「夏にオープンベータ」となっていたサンサールですが、

次世代プラットフォーム「サンサール(SANSAR)」最新情報(2017 年 5 月 5 日)

その後、5 月 18 日以降の段階では、

今年の夏に
クリエータベータ(creator beta)版

という表現に変わってしまいました。


これは、今年の春の段階で予想されていた、一般ユーザーが入って楽しめるような“ベータ版”のレベルには達していないということで、あえて“クリエータ”という言葉を追加したものだと思われます。

クリエータベータ版では、当初の予定通り、招待状無しで誰でも入れるようになるそうですが、通常のベータ版とは違う位置付けとなっているようですので、そういう形で見ないと“期待外れ”に終わってしまう可能性があると思います。

あくまでもクリエータ向けのベータ版ですので、着替えなどでアバターをカスタマイズするとか、そういった一般ユーザーが期待するようなことは期待しない方がいいかもしれません。


クリエータベータのオープンの時期ですが、7 月 1 日の段階でリンデンラボは Twitter の公式アカウントで、ユーザーからの質問に対して、


“SOON”と答えていましたので、もうまもなくだとは思われますが…、まだ明確な日程は公表されていません。


6 月に reddit のフォーラムで行われました、リンデンラボのスポークスマン Peter Grey さんとユーザーとの交流では、サンサールに関しての新しい情報が少し公開されました。

Has anyone been accepted to the Creator Preview yet? : sansar

  • 明確な日程はまだ決まっていませんが、今年の夏に“クリエータベータ”をオープンします。その時点で、何か申請が必要だったり、招待状を受け取ったりする必要はありません。
  • サンサールは、PC で動作します。Oculus Rift、HTC Vive で全て体験出来ます。
  • VR 対応の PC が推奨環境です。それ以下でも動作しますが、その際の推奨スペックはまだ未定です。
  • 3D モデルは、FBX 形式。スカイボックスイメージは、exr 形式。オーディオファイルは wav 形式。スクリプトは C# です。
  • SIM についての価格はまだ未公表。以前の通り、サンサールのビジネスモデルはクリエータからの販売税になるので、セカンドライフよりははるかに安くなる予定。
  • クリエータベータの段階では、アダルトコンテンツは許可されません。

また、6 月 21 日に Kotaku に掲載された記事には、“Users may pay a small subscription for access”という記載が当初ありました。

Hands-On With Sansar, The New Second Life
New World Notes: Sansar May Launch With "Small Subscription" Fee, Kotaku Reports UPDATE, 6/23: Basic Access Free, Subscriptions Optional, Linden Lab Clarifies

これに関しては、Peter Grey さんは New World Notes の記事のコメントにて、
You will be able to access Sansar for free.

There will also be subscription packages available, and the details of those offerings and pricing will be announced at the opening of creator beta this summer.

と答えられています。

サンサールは基本無料ですが、サブスクリプションパッケージも用意されるそうです。
この点も、クリエータベータがオープンする際に発表されるそうです。

これが何を指しているのかは分かりませんが、セカンドライフで言うところの“プレミアムアカウント”のようなものが、サンサールにも存在しているのかもしれません。


7 月 11 日には、IKinema 社の技術がサンサールに導入されることが発表されました。

Linden Lab Integrates IKinema Tech for Natural Avatar Movements in Sansar - IKinema News and Blogs

IKinema は、リアルタイムにフルボディーのモーションキャプチャーを行なうことが出来る技術を開発している企業です。

その技術を使って、よりなめらかなアバターの動きをサンサール内で表現出来るようにするために、IKinema 社の技術を採用することにしたそうです。

下記の動画は、HTC Vive を使ってモーションキャプチャーを行ないながらリアルタイムにアバターを動かすことができる「IKinema Orion」 という技術です。


このようなことが、サンサールでは標準でサポートされることになるかもしれません。
ダンスのアニメーション作成などでは、活躍してくれそうな技術ですね^^


クリエータプレビューに参加しているユーザーの制作事例として、下記の 3 つが新たに紹介されています。
  • LOOT Interactive 制作「NASA Apollo Museum」
  • Sansar Creator Preview - Ria
  • Sansar Creator Preview - Maxwell Graf

NASA Apollo Museum


NASA Apollo Museum は、NASA とリンデンラボが提携し、LOOT Interactive により制作が行われたものです。


サンサール上に、“アポロミュージアム”が作られています。
また、月で月着陸船が着陸した場所に立てるなど、VR を活用したコンテンツとなっているのが特徴です。

現在公開されているのは、画面写真のみです。


Sansar Creator Preview - Ria


クリエータプレビューに参加されている、Ria さんの紹介ビデオです。



Ria さんが作られている「LITTLE GIANT」というコンテンツが紹介されています。

LITTLE GIANT は、かわいい女の子のお部屋の中に、自分が小人になったような視点で入ることが出来るコンテンツです。
これまでのプロモーションビデオの中にも出てきていましたので、ご存知の方も多いかもしれません。
今回は、その制作風景などが収録されています。

このコンテンツには 3 つの部屋があり、それぞれテレポートで移動出来るそうです。

同じ SIM 内へのテレポートなのか、それとも他の SIM へのテレポートなのかは公開されている動画からは分かりませんが、テレポート自体はコンテンツの機能としてすでに用意されているようです。


Sansar Creator Preview - Maxwell Graf


クリエータプレビューに参加されている、Maxwell Graf さんの紹介ビデオです。



Maxwell Graf さんが作られている「Rustica」「NEPTUNE'S REVENGE」のコンテンツが紹介されています。

最初に出てくる「Rustica」は、4096sqm の広さがあるそうです。
これは、サンサールの SIM の現時点での最大サイズです。
これだけ広いと、広大な山々の風景や、その中にある“村”も表現出来ます。
まるで、MMORPG のような雰囲気です。

中盤では、「NEPTUNE'S REVENGE」が紹介されています。
こちらも、セカンドライフの SIM では表現が難しい、“広大な海”が表現されています。

後半は、作成したアセットをサンサールのマーケットプレイスで販売し、それを他のユーザーがスマートフォンで購入するという内容が紹介されています。

セカンドライフで商品を探す際、“出先でスマートフォンで探せたらいいのに…”ということがあると思いますが、サンサールではそれがもう出来るそうです。
やっていることは、サイトをスマホ対応で作っているだけだと思いますので、この点はセカンドライフでも早く対応して欲しいですね^^


もう夏になりましたけれど、まだなかなか全貌が見えてきませんね。
これ以上は、クリエータベータまではお預けなのかもしれません。

さて、その日はいつになるのでしょうか?
このエントリーをはてなブックマークに追加

0 件のコメント:

コメントを投稿