2019年2月24日日曜日

セカンドライフのボランティア向け公認プログラムのご紹介(終了したもの編)

リンデンラボのボランティア向け公認プログラムの中には、過去に終了してしまったものもあります。


ここではそういったものをご紹介します^^

個人向け

  • Second Life Mentor

コミュニティー向け

  • RHN (Resident Help Network)
  • 旧 Community Gateway

説明の都合上、ここでは個人向けを最初に紹介します。

個人向け

Second Life Mentor


Second Life Mentor は、セカンドライフ全体を対象として、様々なボランティア活動を行うプログラムです。

Category:Second Life Mentor - Second Life Wiki

その歴史は古く…、古すぎて公式の情報が残っていないようなのですがw、
2004 年に Second Life Mentor プログラムとグループが開設されたという話があります。

リンデンラボに残っている公式情報では、2006 年 3 月にはすでに Second Life Mentor が活動していたという話があります。

Volunteers Working Together | Official Second Life Blog

メンターというのは、会社などの場においての“指導者”という意味です。
分かりやすく言うと、教育係の人のことです。

Second Life Mentor は、リンデンさんの代弁者的な立場として、ボランティアの模範となるボランティアを目指して活動が行われていました。

セカンドライフの中では、

リンデンさん
Second Life Mentor
各コミュニティーのメンター
各コミュニティーのボランティア

という位置付けになる人のことです。

Second Life Mentor では、主に下記のような活動が行われていました。
  • セカンドライフ全域で、コミュニティーなどに関係なくボランティア活動が出来る
  • 最初のチュートリアル島(Orientation Island/ Help Island)に戻って初心者支援を行うことが出来る特権
  • 公式サイトの翻訳
  • Second Life Wiki への情報の掲載や翻訳
  • 公式ビュアーの翻訳
  • Second Life Birthday(SLB)の運営
  • Burning Life の運営
  • メンター用の教育施設 SLVEC で様々な内容の講習を行ったり受けることが出来る
日本向けとしては、公式ビュアーや公式サイトの翻訳、サポート説明会の開催などの活動が行われていました。

Second Life Mentor は豊富な経験と知識、それを適切に伝えられる能力が求められるため、メンターになるためには一定期間の講習を受けた後、実地試験を受け、さらにリンデンさんによる身元チェック(問題を起こしたアカウントでは無いかのチェック)が行われ、それに合格した人のみがなれるという感じでした。

また Second Life Mentor プログラムでの基本的なコミュニケーションは英語で行われるため、英語でのコミュニケーション能力は必須になっていました。

そのため、日本人で Second Life Mentor になっている方は、全部で 10 名ほどしかいませんでした。
わたしもそのうちの一人です^^

天使になりたくて:「メンター」をご存知ですか?

わたしは、Second Life Mentor としては、
  • セカンドライフ全域でのボランティア活動
  • 最初のチュートリアル島での初心者支援
  • 公式ビュアーの翻訳(バージョン 1.22 向け)
  • 日本語サポート担当 Chiyo Linden さん主催のサポート説明会のお手伝い
といった活動を行っていました。

Second Life Mentor として求められる水準をキープし続ける必要があるのと、英語でのコミュニケーション能力が常に求められるためその辺は大変でしたけれど、それでも、普通の人に出来ないいろんな経験をさせていただいて、今でも本当に感謝しています^^


Second Life Mentor プログラムは、2009 年 12 月に終了しました。

今でも「再開して欲しい!」という声が出るほどボランティア活動としては素晴らしい環境だったと思うのですが、残念ながらその後は、同様のプログラムは行われていません。

たくさんのメンターを管理しその質を維持して行くことが難しくなったことと、当時リンデンラボは社長が交替してサービスの対象を北米中心へと方針を転換し、社員のリストラへと向かっていました。
その流れの中では仕方ない部分もあったとは思いますけれど、サポートの質が薄くなってしまう部分をメンターが補完出来たはずですので、メンター制度が無くなってしまったのはセカンドライフにとって大きな損失だったと思います。

Community Gateway のように、いつか復活してくれるといいんですけどね。


ちなみに、海外のボランティアコミュニティーの中には、“メンター”と呼ばれる人がいることもありますが、その人はあくまでのそのコミュニティーの中だけのメンターであって、Second Life Mentor ではありません。

今は、Second Life Mentor の人は一人もいません。
わたしも、Second Life Mentor の話をする時は必ず、「元 Second Life Mentor です」という風に話すようにしています^^

コミュニティー向け

RHN (Resident Help Network)

Second Life Mentor が終了する際、ボランティアが必要となる人の受け皿となる場所が必要ということで、既存のボランティアコミュニティー向けに 2009 年 11 月に RHN という新しい公認プログラムが用意されました。

Resident Help Network Portal - Second Life Wiki

RHN は、リンデンラボお勧めのボランティアコミュニティーを紹介するプログラムです。
当時はまだ旧 Community Gateway がありましたので、Community Gateway に参加していないボランティアグループが参加しているのが特徴でした。

Second Life Mentor の精神を受け継いだボランティアプログラムということで、それぞれのコミュニティーではボランティアになるためには一定期間の研修が必要などの決まり事を決めて、厳格な運用を行っていたようです。

Community Gateway よりも参加しやすいということで日本のコミュニティーの参加に期待したのですが、残念ながら日本から RHN に参加するところは現れませんでした。

RHN に関しての情報は少なく、詳細は分からない点が多いのですが、2012 年 Lexie Linden さんが退社される際に終了したようです。

旧 Community Gateway

Community Gateway はセカンドライフの新規ユーザーが、セカンドライフの公式サイトからでは無く、コミュニティーが用意したサイトから始められるようにするプログラムです。

Community Gateway - Second Life Wiki

  • コミュニティーが用意したサイトから始めることが出来る
  • コミュニティーが用意したチュートリアル SIM から始めることが出来る
  • セカンドライフの世界に生まれてすぐ、そのコミュニティーのサポートを受けることが出来る
というのがこのプログラムの特徴です。


昔からセカンドライフをされている方の中には、
  • MagSL
  • メタバーズ
  • モバイルファクトリー
  • メルティングドッツ
  • バーチャルウォーカー(角川クロスメディア)
といった企業のサイトからセカンドライフを始められた方もいらっしゃると思います。
こういったコミュニティーが用意した日本語のサイトやチュートリアル SIM、コミュニティーによるインワールドでの日本語サポートに助けられた方は少なくないと思います。
それが、この Community Gateway です。


いわゆる“セカンドライフブーム”を作り上げたプログラムと言ってもいいものだと思います。
たくさんの日本人が、このプログラムを通してセカンドライフを始めていました。


旧 Community Gateway は 2007 年に開始された後、2010 年に終了しました。

Introducing the Second Life Grid | Official Second Life Blog

いわゆる“セカンドライフブーム”が去ってしまい、リンデンラボも北米中心の路線に方針転換し社員をリストラするという流れの中で、Community Gateway も終了という形になってしまいました。

旧 Community Gateway では日本のコミュニティーもたくさん参加していたのですが、それらも全て失われてしまいました。

その後、長い間 Community Gateway が無い日々が続いていたのですが、ユーザーからの多くの要望に応える形で 2017 年に復活しました。


新しい Community Gateway を含む、現在のボランティア向け公認プログラムについては、「セカンドライフのボランティア向け公認プログラムのご紹介」をご覧ください。

また、セカンドライフの公認プログラムでないものについては、「セカンドライフの公認プログラムでないもののご紹介」をご覧ください。


今ある公認プログラムだけでは無くて、過去にあったものもこうして見直してみると、セカンドライフでのボランティアの流れがより分かりやすくなるのでは無いかと思います。

先人の人達のたくさんの努力の結晶があって、今があるということ。
でも、今がベストとは限らないと思いますので、これから何をしていったらいいのかを考えてみたり。

目の前の人の手助けをすることももちろん大事ですけれど、それだけでは解決しないこともあったりしますので、そういう時にこういった視点で考えてみたりもしてみてください。
そうすると、もっともっといいボランティア活動の道が出来ていくかもしれません。

そういうことのお役に立てるのであれば、わたしの持っている知識や経験はどんどんお伝えしますので、お気軽に言ってください^^
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