お知らせ

2020年5月から、セカンドライフの情報は仮想生活ガイドというサイトにまとめていくように変更しました。
天使になりたくてのこれまでの情報は今後も過去ログとして残しておきますけれど、新しい情報は仮想生活ガイドをご覧ください^^

2018年11月4日日曜日

セカンドライフユーザーと Flickr との関係

Flickr の規約改定が話題になっています。


この影響で、

セカンドライフユーザーはこのまま Flickr を利用していいの?

といった様々な不安要素が駆け巡っているそうです。

その不安を解消するために、セカンドライフユーザーと Flickr の関係がどうなっているのかを調べてみました^^


まず根本的な部分の話として、“セカンドライフユーザーが Flickr を利用してもいいのかどうか”という点です。

Flickr は、“写真家(フォトグラファー)”のためのサービスです。

そこで気になるのは、セカンドライフなどのバーチャルな世界での写真撮影は、“写真家(フォトグラファー)”の活動と言えるの?という部分です。

これについて Flickr の CEO である Don MacAskill さんは、Flickr のフォーラムでセカンドライフユーザーからの質問に、

Virtual photographer are photographers. You care about photography, so we care about you. It's that simple. I don't know where the idea that you aren't "real" photographers, or that virtual photography is somehow spam, came from but that's not from me. You are welcome at Flickr. 

バーチャルフォトグラファーは、写真家です。
〜(略)〜
Flickr はあなたを歓迎しています。

と答えられています。
ですので、まったく問題はありません!^^/


次に、セカンドライフでは、インワールドでのお店や商品の販売などの活動をされていらっしゃる方も多いと思います。
こういった活動は、Flickr 的にはどうなの?という部分です。

これに関しては以前から Flickr の利用規約で、

Flickr の無料アカウントでは、商用活動をしてはいけない

ということが明確に決められています。

Flickr Community guidelines | Flickr

Don't use Flickr for unauthorized commercial activity. 
If you are a photographer and you are specifically promoting your own work, you can use your Flickr account to link to other sites where you share or sell your work. If you have a free account and don’t have a Flickr Pro account, you may not link directly to a shopping cart, checkout page, or pricing pages on other sites, and you may not list prices on your Flickr photo descriptions.

具体的には、
  • ショッピングカートへのリンク
  • 購入ページへのリンク
  • 価格の書かれた他のサイトへのリンク
  • Flickr の写真の詳細に価格を書くこと
といったことが Flickr の無料アカウントでは禁止されています。

セカンドライフ的に言うと、
  • マーケットプレイスへのリンクはダメ
  • インワールドのショップへのリンクもダメ
  • ブログなどの商品の紹介ページへのリンクもダメ
  • Flickr の写真の詳細に商品の情報を書くのもダメ
という感じですね。

Flickr での商用活動には「デジタル作品」も含まれていますので、セカンドライフのようなバーチャルの世界での商品も該当してしまいます。

If you make and sell products (e.g. cookbooks, origami, custom bricks, craftwork, jewelry, digital products, etc), so long as you are a Flickr Pro member, you can promote them on Flickr.

Flickr の無料アカウントでは、ほんとに純粋に“写真をアップしました!”ということしか出来ないということになります。


商用活動をしたい方は、Flickr では Pro アカウントにする必要があります。
ただし Pro アカウントでも、これらが出来るのは“自分の活動”のものだけだそうです。

他の人の商品を紹介するといったことは、SPAM 行為に該当してしまう可能性があります。
Flickr 上でのSPAM 行為は厳しく取り締まるということも発表されていますので、この辺注意が必要です。

We Can’t Stand Spam Either | Flickr Blog


Flickr は、純粋に写真を公開して楽しむところ。
そこで商売をしたいんだったら、お金払ってね!

ってことだそうですので、Flickr を宣伝場所に使いたいという方は注意してください。


また、Flickr ではアダルトの写真をアップすることは可能ですが、下記の制限があります。
  • 写真のレーティング(safety level)を適切に行い、子供が Flickr を見ても大丈夫な状態にする
  • アイコンやカバー写真にヌードの写真を表示しない
これに違反すると、まず警告が行われた後、それでも従わない場合はアカウントが削除されてしまいますので、こちらも注意をしてください。


これらをまとめると、セカンドライフユーザーと Flickr の関係は、下記のようになります。

無料アカウントPro アカウント
自分で撮影したスナップショットを公開
自分の商品の宣伝×
他の人の商品の宣伝××

※価格やリンクを書くことは宣伝行為になります
※※写真のレーティングは適切に行う必要があります


今回の Flickr の規約改定で、

無料アカウントでは 1000 枚まで

という上限が出来てしまいましたけれど、
それ以前に、Flickr には商用利用やアダルトコンテンツに関しての制限がありますので、セカンドライフのスナップショットのアップ先として選択される場合は、その辺もしっかり考慮された方がいいと思います^^

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