2016年11月17日木曜日

「Web Summit 2016」にて次世代プラットフォーム「サンサール」の最新デモが行われました

リンデンラボ CEO の Ebbe Altberg(Ebbe Linden)さんは、ポルトガルの首都リスボンで 11 月 7 日から 10 日にかけて開催された「Web Summit 2016」にて、リンデンラボが現在開発中の次世代プラットフォーム「サンサール(SANSAR)」の最新デモを紹介しました。

WEB SUMMIT | LISBON 2016 | WHERE THE TECH WORLD MEETS

その模様は公式にはまだ公開されていませんが、イベントに参加されていた方が写真や動画を公開されていましたので、そちらをご紹介します^^




ツイッターでは、サンサールでのオブジェクトのレイアウト画面を紹介している画像はいくつか見られたのですが、イベントの全体像については分かりませんでした。

そんな中、唯一、イベントの内容をそのまま動画で撮影して公開されている方がいらっしゃいました。


こちらの内容を詳しく紹介していきます。

まず最初に紹介されたのは、サンサールが初めて公開された時に出てきたゴールデンゲートブリッジの場面です。


以前の映像とは違って、今回は二人のアバターが橋の上に建っています。

解説をしている Ebbe さん(左の方)は今回は操作をせずに、コンピュータの前に立っている方が一人で操作をされています。

今回は、前回の WSJDLIVE 2016 の際のような VR での操作ではなくて、セカンドライフと同様にマウスとキーボードで行っているみたいです。
つまり、サンサールは VR の環境がなくても大丈夫!ということの実演にもなっています。


橋の場面の紹介が終わったところで、画面の右側にあるメニューから「ATLAS」ボタンを押して、「ATLAS」ウインドウを開いています。


ウインドウには、サンサールの各地のサムネイル画像と「VISIT」というボタンが並んでいます。
これは、セカンドライフで言うところの「行き先ガイド」に相当するものみたいです。

ここから、次の行き先を選択すると、その行き先の読み込み画面が現れます。


ここは、セカンドライフで言うところのテレポート画面だと思います。

さきほどの「ATLAS」ウインドウやテレポート画面には、「SANSAR STUDIO」という記述があります。
これは、“リンデンラボの社名を変更する”というような意味では無くて、“社内のサンサール専門の部署(スタジオ)で制作しているもの”という意味だと思われます。


到着したのは、「HIGHLANDS」という SIM です。


この SIM は、スコットランドのハイランド地方をモデルにしたファンタジー的な情景があるところだそうです。

廃虚の建物に赤いドアがあるところが印象的な、不思議な場所になっています。


デモでは、SIM の読み込みはあっという間に終わっていました。
これは、デモ用にサーバー側の環境もローカルのパソコン上に用意していたからだと思われます。
そのため、実際のインターネット経由の環境での読み込み速度を表しているものでは無いと思います。
ただそれにしても、これだけのクオリティーのものを読み込んで表示している状態としては、かなり早いような気がします。


次の場所は、「ORIGIN CINEMA 360」です。


ここは YouTube の 360 度動画が見れる施設で、今回のデモでは GoPro で撮影された 360 度動画を映し出していました。
サンサールでも、セカンドライフと同様にお友達などと一緒に動画を楽しめるそうです。
ここは、今回が初登場の場所だと思います。


次の場所は、「MARS OUTPOST ALPHA」です。


ここは火星をイメージした SIM で、夕焼けのような世界が印象的な場所です。


次は、「TOPPLETON TOY TOWN」です。


まるで映画のセットのような、おもちゃの街のような世界の SIM です。

この街の建物は、アバターとぶつかると壊れるようになっています。

壊れ方は、セカンドライフで物理設定のプリムが動く時と同じような挙動をしています。
おそらく、サンサール上で物理エンジンが動いている様子を表したデモだと思われます。

サンサールでも物理エンジンが入ることはすでに発表されていましたが、実際にそれが動いているところが公開されたのは、今回が初めてだと思います。

現段階でこれだけ動いているということは、来年初めの一般公開の段階までには、物理エンジンも使えるような状態になっているのではないかと思われます。

サンサールの美しい景色の中を移動出来る乗り物はもちろん、美しいグラフィックスと組み合わせた様々なシミュレーションに応用出来ると思いますので、この辺も楽しみですね^^


次の場所は、「ORIGIN CINEMA」です。


ここは、アメリカの田舎にありそうな雰囲気の映画館です。
劇場の中では、YouTube の動画を見ることが出来ます。
セカンドライフの中にもこういった映画館はあちこちにありますが、同じようなことがサンサールでも出来ますよというデモのようです。


次は、画面の右側にあるメニューから「My Projects」ボタンを押して、「My Projects」ウインドウを開いています。


ウインドウには、自分が作成をしている場所が並んでいるみたいで、そこから編集する場所を選択すると、その場所のシーンが表示されます。


シーンが表示されると、画面は編集モードに切り替わります。

まるで 3D ソフトのようなモダンなデザインのインターフェースが現れて、そこから、SIM 内にオブジェクトを配置したりすることが出来るそうです。



このインターフェースはすごくいい感じに見えますので、もし使いやすそうだったら、セカンドライフの方にも反映して欲しいですね^^

編集中にそのまま別の場所へ移動しようとすると、「保存していませんが、本当に移動していいですか?」というような警告ダイアログが出てくるみたいです。


この辺も、もう現段階で作り込まれてるみたいです。


次の場所は、「EGYPTIAN TOMB」です。


ここは、エジプトで撮影された写真を使って、その施設を再現したもののようです。

狭い場所なので普通にアバターを操作するのが難しいため、ここではマウスルックのようなモードに切り替えてアバターの移動が行われています。

マウスルックのようなモードは、優先度としては低いかな?とわたしは思っていたのですが、もう現段階で入っているということですので、この辺の操作が好きな方にとっては朗報だと思います^^

動画は、この SIM の説明の途中で終わっています。

Twitter の写真では「My Projects」の場面で他のオブジェクトをレイアウトしていたりしていますので、この内容には続きがあるようなのですが、現段階で分かるのはこの動画の部分までです><

もし、Web Summit 公式の方で全編が公開されましたら、その際はまたご紹介したいと思います^^

Web Summit - YouTube


以前の情報では、来年初めに一般公開される段階ではもっと粗削りな感じのものになるイメージだったのですが、今回のデモを見る限りは、普段の生活に関しての部分は、セカンドライフと変わらない感じになりそうですね。

操作性の部分など、セカンドライフのこれまでのノウハウがちゃんと活かされているように見えますので、そういうところは安心出来そうな気がしました。

思ったより順調に進んでいるように見えますので、この分だと一般公開の段階では、ひどい評価にはならないような気がしますw

もちろん、“セカンドライフと同じ”ではユーザーはなかなか移行しないと思いますので、そこがどのように出てくるかが今後のポイントになりそうですね。

ただ、リンデンラボは今も、
  • サンサールは、将来のためのプラットフォーム。現段階ではハイスペック向け
  • セカンドライフは低スペックのユーザーも含む幅広いユーザー向けなので、今後も継続する
というスタンスは変えていませんので、サンサールが今よりいい感じで正式版になったとしても、セカンドライフが終わってしまうことはありません。

ですので、セカンドライフはセカンドライフとして、今まで通り楽しんでいくのがいいと思います^^
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