お知らせ

2020年5月から、セカンドライフの情報は仮想生活ガイドというサイトにまとめていくように変更しました。
天使になりたくてのこれまでの情報は今後も過去ログとして残しておきますけれど、新しい情報は仮想生活ガイドをご覧ください^^

2016年8月12日金曜日

セカンドライフ公式ビュアー バージョン 4.0.7 が公開されました

セカンドライフ公式ビュアー バージョン 4.0.7 (318301) が公開されました。

セカンドライフ公式サイトのダウンロードページからダウンロード出来ます。


Downloads | Second Life

今回のバージョンでは、メンテナンスビュアーの内容が公式ビュアーに取り込まれました。

Release Notes/Second Life Release/4.0.7.318301 - Second Life Wiki

様々な改良や不具合の修正が行われています。

代表的な改良/修正点は、下記の通りです。

「近く」の一覧表示の改良


近くの人の一覧表示が、これまではディスプレイネームの一覧のみでしたが、それに加えてアカウント名も一緒に表示されるようになりました。


「ディスプレイネーム [アカウント名]」という形式で表示されます。

これにより、近くの人の一覧表示からわざわざプロフィールを表示させなくても、近くの人のアカウント名も確認出来るようになりました^^

ちなみに、近くの人の一覧表示の設定にある「Hide usernames」の設定を有効にすると、以前のディスプレイネームだけの状態に戻すことも出来ます。

Mac OS X El Capitan での日本語の文字化け修正


Mac OS X El Capitan では、日本語で使用しているフォントがそれまでの Mac OS X と変わってしまったため、セカンドライフビュアーの様々なところの日本語表示が文字化けしてしまうという致命的な問題が発生していました。

Second Live Viewer バージョン 4.0.6

この問題が、ようやくようやく、公式に修正されましたー^^/

Second Live Viewer バージョン 4.0.7

ただし…、、、今回の修正では、El Capitan 用のフォント指定が、

ヒラギノ明朝 ProN W3.ttc

になってしまっています。

このため、一応日本語表示は出来るようにはなったのですが、見た目に違和感がある感じになっていると思います。

この辺は、リンデンの内部的には、すでに次のメンテナンスビュアーで改善されていますので(「ヒラギノ角ゴシック W3.ttc」追加済みです)、それが正式版に反映されるまでは我慢をしておいてくださいw

※リリースノートにはゴシックフォントの部分も改善済みと記載されていますが、これは記載ミスだそうです。

「アバターの複雑さ(Avatar Rendering Complexity)」のデフォルト値変更


「アバターの複雑さ」のデフォルトの値が、バージョン 4.0.7 で変更されました。

   超高
4.0.735000100000200000250000300000350000350000
4.0.5/4.0.635000800008000080000800008000080000

グラフィック設定が「低」の場合の最低の値は、これまで通り 35000 で変更されていませんが、それ以上のグラフィック設定にした場合の値が上記のように変更されました。

これにより、高スペック(ハイエンド)な環境では、今までより複雑なアバターもデフォルトのグラフィック設定のままでも見ることが出来るようになります。

もちろん、「アバターの複雑さ」の値はこれまで通り自由に設定出来ます。
この変更はあくまでも、セカンドライフをこれから始めるユーザー向けや、新規のビュアーを導入した際など向けの改善です。

ビュアーの安定性の向上


ビュアーがクラッシュしてしまう不具合を改善し、これまでのビュアーと比較して、クラッシュ率が 4% 低下したそうです。これは大きな変化だそうです。


テクスチャーの処理の改善


テクスチャーはサーバーからローカルのハードディスクにダウンロードされた後、ディスク上のファイルから GPU 内のビデオメモリに転送されて、メッシュのポリゴンに貼り付けられて表示されます。

ポリゴンには、ビデオメモリ内にあるテクスチャーしか貼り付けることは出来ません。
このため、ビデオメモリのサイズというのは重要な要素です。

ビデオメモリに入りきれないほどのテクスチャーがある場合、これまでのセカンドライフビュアーでは、その都度、ディスクにあるテクスチャーを GPU に転送して表示させるということが行われていました。

使用頻度の低いテクスチャーを GPU のビデオメモリから開放して、ディスクにあるテクスチャーを GPU に転送して表示…という感じで行われていたのだと思われます。

ところがこの処理は複雑な仕組みになっていたようで、ビュアーのクラッシュの原因のひとつになっていたそうです。

この部分を改善し、バージョン4.0.7 からはビデオメモリに入りきれないテクスチャーの部分は、灰色のテクスチャーに置き換えることでビュアーがクラッシュすることを軽減させたそうです。

この変更のため、もしビュアーを使っていて灰色の部分が増えてきたなと感じるようになった場合は、今後はその都度リログが必要になるそうです。

テクスチャーが大量に使われている場所では、すべてがキレイに見えなくなってしまう可能性もありますが、ビュアーの安定性は一番大事ですので、今後は少ないテクスチャーでもキレイに見える環境(SIM はもちろん、アバターも)作りというのが重視される形になってくる感じだと思います。


公式ビュアーを使われている方は、ぜひアップデートされることをお勧めします^^


2016/8/16 「アバターの複雑さ(Avatar Rendering Complexity)」のデフォルト値変更、ビュアーの安定性の向上、テクスチャーの処理の改善を追記しました

2016/11/19 セカンドライフ公式ビュアー バージョン 4.0.6 と 4.0.7 の画面写真を追加しました

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