Firestorm Release 4.7.9.50527! « Firestorm Viewer >> The Phoenix Firestorm Project Inc.
Firestorm の公式サイトのダウンロードページからダウンロード出来ます。
今回のバージョンでは、公式ビュアーのバージョン 4.0.6 をベースとしたものになりました。
これにより、公式ビュアーの下記の要素が Firestorm にも取り込まれました。
公式ビュアーから取り込まれた主な機能
アバターの複雑さ(Avatar Rendering Complexity)
描画の負荷の高いアバターを描画しないようにして、ビュアーの表示を軽くする機能です。
「アバターの複雑さ(Avatar Rendering Complexity)」という値を基準にして、描画しないアバターを指定します。
詳しくは、
天使になりたくて: 描画の負荷の高いアバターを表示しないようにする「アバターの複雑さ(Avatar Rendering Complexity)」機能
をご覧ください。
Firestorm バージョン 4.7.9 の 「アバターの複雑さ」のデフォルトの値は、公式ビュアー バージョン 4.0.7 のものと同じ値になっています。
低 | 中 | 高 | 超高 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
35000 | 100000 | 200000 | 250000 | 300000 | 350000 | 350000 |
Firestorm 独自の機能としては、「アバターの複雑さ」の値を超えたアバターは、公式ビュアーと同様に単色表示になるだけでは無くて、アバターの名前のところにそのアバターの「アバターの複雑さ」の値が表示されます。
これにより、どの程度描画の負荷がオーバーしたアバターなのかが、一目で分かるようになっています。
この辺は、公式ビュアーよりも分かりやすいと思います^^
Quick Graphics
自分好みのグラフィック設定を作成して、それを簡単に切り替えられるようにする機能です。
詳しくは、
天使になりたくて: セカンドライフ公式ビュアー バージョン 4.0.5 が公開されました
をご覧ください。
The HTTP Project
ビュアーとサーバーとの様々な通信が改善されています。
通信の安定性と信頼性が向上しています。
Firestorm オリジナルの主な改良点
Firestorm オリジナルの主な改良点は、下記の通りです。- KDU がバージョン 7.8 にアップデートされました
- RLVa がバージョン 2.0 にアップデートされました
- ログイン画面が変更されました
- パイメニューの見た目や表示の仕方が変更されました
- Linux では、ボイスチャットで使用されている SLVoice が提供されなくなりました。このため、Linux 版ではそのままではボイスチャットは出来ません。ボイスチャットを行いたい場合のために、デバッグ設定に Wine 経由で Windows 版の SLVoice を利用出来るオプションが追加されています。
アドバンスメニューの「Show Debug Settings」で、
FSLinuxEnableWin32VoiceProxy を TRUE に設定することで、
Wine経由でWIndowsのSLVoiceが利用可能になります。
今回のバージョンでは、Mac と Linux では Havok を搭載したセカンドライフ用の Firestorm は用意されていません
理由は、
- Mac は、RLVa のアップデートの際、Havok とコンフリクト(衝突)を起こしてしまったため。
- Linux は、ビュアー側の Havok の機能(メッシュアップロード、Pathfinding)を使うユーザーがほとんどいないため。セカンドライフ用 32bit Linux 版 Firestorm ビュアーは開発終了。
Havok がビュアーに搭載されないことで、下記の機能でビュアー側の Havok を使用している部分が動作しなくなります。
- メッシュアップロード
- Pathfinding
これらの環境でビュアー側の Havok の機能を使いたい方は、公式ビュアーを使用してくださいとのことです。
今後 Firestorm では、
セカンドライフ用(Havok)32bit | セカンドライフ用(Havok)64bit | OpenSim用(Havok無し)32bit | OpenSim用(Havok無し)64bit | |
---|---|---|---|---|
Windows | ○ | × | ○ | ○ |
Mac | × | × | × | ○ |
Linux | × | × | ○ | ○ |
が公開されます。
この状況は、公式ビュアーが 64bit 対応になって、64bit 版の Havok ライブラリがサードパーティーに提供されるまで続く予定です。
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