- llSitOnLink 関数が追加
- llSetPrimitiveParams に「PRIM_ALLOW_UNSIT」「PRIM_SCRIPTED_SITS_ONLY」「PRIM_SIT_TARGET」パラメータが追加
Release Notes/Second Life Server/16 - Second Life Wiki
llSitOnLink は、“スクリプトから”アバターをプリムに座らせることが出来る機能です。
LlSitOnLink - Second Life Wiki
これまでは、スクリプトからアバターを強制的に座らせることは出来ませんでした。
llSitOnLink を使用すると、それが出来るようになります。
ただし、誰でもどこでも強制的に座らせてしまうことが出来るようになってしまうのはよくないですので、llSitOnLink が使用可能なのは、「体験(Experience)」が有効になっている土地のみに限定されています。
「体験(Experience)」は、プレミアムアカウントでかつ土地を所有しているユーザーが、その土地に対して「Experience Key」を設定した場合のみ使用可能になる機能です。
Experiences in Second Life - Second Life
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天使になりたくて: 「Experiences(体験)」用のコンテンツの作り方
「体験(Experience)」が有効になると、アバターを自動でテレポートさせたり、アバターに HUD やアイテムを自動的に装着させたりといったことが、スクリプトから出来るようになります。
リンデン公式のゲーム「Linden Realms」や「Paleo Quest」などでおなじみの機能です。
今回追加された llSitOnLink も、その機能の一つです。
llSitOnLink を使うと、
- 席に自動的に座らせる
- 自動で乗り物(ライド)に乗せて、SIM 内を観光させる
- 罠に触れたアバターを、罠に掛かったようにして一定時間動けないようにする
これまでは、ユーザーに座ってもらわないと動かなかった乗り物も、ユーザーが近づくだけで自動的に座らせて運行を開始するといったことが出来ます。
乗り込むアニメーションと組み合わせると、より自然な体験が出来るようになるような気がします^^
llSetPrimitiveParams には、下記のパラメータが追加されています。
PRIM_ALLOW_UNSIT | アバターが手動でプリムから立ち上がれるかどうかを設定 |
---|---|
PRIM_SCRIPTED_SITS_ONLY | アバターが手動でプリムに座ることが出来るかどうかを設定 |
PRIM_SIT_TARGET | アバターがプリムで座る位置を設定 |
LlSetPrimitiveParams - Second Life Wiki
llSitOnLink と llSetPrimitiveParams の PRIM_ALLOW_UNSIT や PRIM_SCRIPTED_SITS_ONLY を組み合わせると、完全にスクリプトからしか操作が出来ない椅子などが作成可能になります。
llSetPrimitiveParams で PRIM_ALLOW_UNSIT を FALSE に設定すると、 「立ち上がる」ボタンを押しても、 “'llSitOnLink' will not allow you to stand at this time.” というメッセージが表示されます |
llSetPrimitiveParams で PRIM_SCRIPTED_SIT_ONLY を TRUE に設定すると、 プリムのメニューから「ここに座る」を選んでも “配置に適した表面がありません。別の場所を試してみてください。” というメッセージが表示されます |
今回追加された llSitOnLink などの新機能の詳しい仕様は、Rider Linden さんが資料を公開されています。
Espeon Experience Enabled Sits.pdf
詳しい仕組みや使い方を知りたい方は、こちらもご覧ください。
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