プライベート SIM の初期費用値下げ
プライベート SIM の初期費用の値下げが発表されました。改定前 | 改定後 | |
---|---|---|
フルリージョン | US$1000 | US$600 |
開発済みフルリージョン | US$1029 | US$629 |
ホームステッド | US$375 | US$225 |
開発済みホームステッド | US$395 | US$250 |
オープンスペース | US$250 | US$150 |
いずれも、40% 割引になっています。
値下げになったのは、プライベート SIM をリンデンから直接購入する際の初期費用です。
プライベート SIM の維持費は、変更はありません。
これから SIM を新規購入しようと考えていた方には、朗報ですね^^
「Grandfathered(適用除外)」SIM の譲渡費用値上げ
セカンドライフの SIM は、リンデンのサーバー上で動いています。
サーバーのスペックは常に同じではなくて、時々見直しが行なわれ、その時々の適切なスペックのものに更新されます。
そのサーバーのスペックに応じて、“クラス”という種別があります。
2015 年 11 月 19 日現在、最新のクラスは「クラス 8」です。
クラス 4 までは、SIM の維持費はフルリージョンの場合、月額 US$195 でした。
クラス 5 になる際に、高性能なスペックのサーバーになるかわりに、維持費が US$295 に値上げされました。
ただこの変更には既存のユーザーからの反発が多数あり、多くの SIM オーナーはクラス 4 のままクラス 5 へと移行しないという状況が発生してしまいました。
このためリンデンは、既存のユーザーを「Grandfathered(適用除外)」という扱いにして、維持費を月額 US$195 のまま提供することにしました。
“古くからのユーザーのための特典”という感じのものです。
Island Monthly Fee Pricing for 2010 - Second Life
この状況は、現在まで続いています。
現在は、サーバーのクラスによる値段の違いはありません。
「Grandfathered(適用除外)」のユーザーか、現行価格のユーザーかの違いがあるだけです。
Moving away from server Class - Second Life
今回、この「Grandfathered(適用除外)」SIM を譲渡した場合の譲渡費用が改定されました。
維持費が US$195 の人 | 維持費が US$295 の人(現行) | |
---|---|---|
フルリージョン | $600 | $100 |
ホームステッド | $300 | $100 |
オープンスペース | $100 | $100 |
変更があったのは、フルリージョンとホームステッドの譲渡費用です。
今回の改定で、「Grandfathered(適用除外)」SIM の譲渡費用が大幅に値上げになりました。
改定後の価格は、新規でプライベート SIM を購入する際の初期費用とほとんど変わりません。
ただし、「Grandfathered(適用除外)」SIM を譲渡した場合、新しいオーナーも「Grandfathered(適用除外)」扱いになります。
維持費は新しいオーナーも、月額 US$195 のままです。
この部分には変更はありませんので、長期に SIM を維持するのであれば「Grandfathered(適用除外)」SIM を譲渡してもらう方がお得になる可能性もありますが…、導入の際のハードルはかなり上がってしまう感じです。
なぜこういう施策にしたかの説明はまだありませんが、「Grandfathered(適用除外)」SIM の譲渡を躊躇してしまうようなことをわざわざ行なっている点から、リンデンとしてはこの改定で「Grandfathered(適用除外)」SIM の譲渡をあきらめてもらって、現行価格の新規ユーザーを増やしたいという思惑があるのかもしれません。
「Grandfathered(適用除外)」SIM を譲渡したい/譲渡してもらいたい…と思っている方は、新しい譲渡費用にご注意ください。
ツイート |
0 件のコメント:
コメントを投稿