お知らせ

2020年5月から、セカンドライフの情報は仮想生活ガイドというサイトにまとめていくように変更しました。
天使になりたくてのこれまでの情報は今後も過去ログとして残しておきますけれど、新しい情報は仮想生活ガイドをご覧ください^^
ラベル Firestorm の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル Firestorm の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2019年2月22日金曜日

セカンドライフビュアー Animesh 対応状況(2018 年 2 月 22 日版)

2018 年 2 月 20 日、サードパーティー製ビュアー「Catznip」が、バージョン R12.1 で Animesh に正式対応しました。

各ビュアーでの Animesh 対応状況は、下記の通りです。

6.0.0 で対応
×
3.3.0 で対応
R12.1で対応
1.26.22.0 で対応
6.0.1 パブリックベータ版で対応、6.0.2 で正式対応
6.0.0 で対応
×
×
2.9.24 で対応
×

2019 年 2 月 22 日現在

Animesh については、詳しくは下記のページをご覧ください^^

天使になりたくて: セカンドライフ公式ビュアー バージョン 6.0.0 が公開されましたhttps://sakuranoelfayray.blogspot.com/2018/12/officialviewer600.html
このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年2月18日月曜日

セカンドライフビュアー Animesh 対応状況(2018 年 2 月 18 日版)

本日、サードパーティー製ビュアー「Firestorm」が、バージョン 6.0.2 で Animesh に正式対応しました。

各ビュアーでの Animesh 対応状況は、下記の通りです。

6.0.0 で対応
×
3.3.0 で対応
×
1.26.22.0 で対応
6.0.1 パブリックベータ版で対応、6.0.2 で正式対応
6.0.0 で対応
×
×
2.9.24 で対応
×

2019 年 2 月 18 日現在

Firestorm が Animesh に正式対応しましたので、これで Animesh は事実上の“解禁”という感じになると思います^^

Animesh については、詳しくは下記のページをご覧ください^^

天使になりたくて: セカンドライフ公式ビュアー バージョン 6.0.0 が公開されました
このエントリーをはてなブックマークに追加

2016年12月24日土曜日

誰でもカンタン!パーティクルの作り方

この記事は、「セカンドライフ技術系 Advent Calendar 2016」の記事です。

去年に引き続き、今年も「セカンドライフ技術系 Advent Calendar」に参加させていただきました。

去年は、“これぞ技術系!”という感じのディープな内容をご紹介していたんですけれど、今年はその逆で、

シンプル!
カンタン!
ベンリ!

という内容をご紹介しようと思います^^


みなさんは、パーティクルってご存知ですか?

パーティクルはコンピュータグラフィックスの技法の一つで、たくさんの粒子に意図した動きをさせることで、シンプルな一枚絵のアニメーションでは表現出来ない、複雑な動きをもった表現を行なうことが出来るようにするものです。

パーティクル・システム - Wikipedia

炎や爆発、煙、火花、雲、霧、水の流れなどの、ゲームのエフェクトでよく使われている技法です。

セカンドライフでも、同様の場面で使用されています。

パーティクルで表現された、雲やハートマーク

パーティクルは見た目が派手なことが多いですので、一度は

わたしも作ってみたい!

と思われたことがあるかもしれません。

でも、実際に作ろうとするとそこには、

スクリプト

という大きな大きな壁が立ちはだかります。

LlParticleSystem/ja - Second Life Wiki

そう、セカンドライフのパーティクルは、スクリプトで作る必要があるのです><

スクリプトはちょっと…

という方にとっては、ここで

終了!

となってしまいます。


でも、魅力的な機能であるパーティクルが、スクリプトが出来ないと全く作れないというのは、悲しいですよね。

そういう風に思われた方はビュアーを作られている方の中にもいらっしゃったみたいで、そんな方々が、ビュアーに素敵な機能を用意してくれました。

それが、

パーティクルエディタ

です!


2016 年 12 月 24 日現在、パーティクルエディタは下記のビュアーにあります。

Firestorm では、2012 年 2 月に公開されたバージョン 3.3.0 でパーティクルエディタが導入されました。

firestorm_maintenance_release_3.3.0_change_log [Phoenix Firestorm Project - Wiki]

Firestorm では、実は 4 年以上前からある機能です。

Alchemy にも、2015 年 6 月に公開されたバージョン 3.8.0 で導入されました。
Alchemy Beta 3.8.0.35816 - Alchemy Viewer - Wiki

Alchemy に付属のスクリプトエディタも、機能は Firestorm の物と同等です。

ただ Alchemy の方は、ユーザーインターフェースがキレイに整理されていて洗練されていますので、分かりやすさという意味ではこちらの方がお勧めです^^


パーティクルエディタは、残念ながら公式ビュアーではサポートされていません。

パーティクルエディタを使ってみたいと思われた方は、サードパーティー製ビュアーの Firestorm または Alchemy を使用してみてください。

(Alchemy のパーティクルエディタのソースコードを公式ビュアーに寄贈するという話はありますので、将来的には公式ビュアーでもサポートされる可能性はあります)


今回は、利用者が多い Firestorm のパーティクルエディタの使い方を紹介します^^

particle_editor [Phoenix Firestorm Project - Wiki]

Firestorm のパーティクルエディタは、下記の手順で開くことが出来ます。
  1. プリムを新規作成する。既存のプリムにパーティクルを追加したい場合は、そのプリムを Rez する。
  2. プリムを編集状態にする。
  3. 制作メニューの「オブジェクト」から、「パーティクルを編集」を選択する。

パーティクルエディタでは、パーティクル用に用意された様々なパラメータを変更することで、自分好みのパーティクルを作成することが出来ます。

パーティクルエディタが開くと、プリムからパーティクルが発生します。


これは、パーティクルエディタの設定内容が、リアルタイムに反映している状態です。
この状態でパーティクルエディタの内容を変更すると、その設定がリアルタイムに表示されます。


スクリプトを記述して、スクリプトファイルに保存して…という手順は、一切不用です。

スクリプトを書かなくても、パーティクルが作成出来ちゃいます!

ただしこの状態は、パーティクルエディタが動いているビュアー上だけの疑似的なものです。
他の人からは、そのパーティクルは見ることは出来ません。

実際のインワールドのオブジェクトに反映させるためには、エディタで作成した内容を“スクリプトファイル”の形でプリムの中に入れてあげる必要があります。

パーティクルエディタで作成した内容は、エディタ内の「Inject」ボタンを押すと、編集中のオブジェクトの中にパーティクルの仕組みが記述されたスクリプトファイルの形で直接出力されます。




たったこれだけで、インワールドで動くパーティクルが作成出来ます!

「スクリプトは全く分からない」という方も安心の、カンタン操作です。
これなら、誰でも出来ますよね^^


またパーティクルエディタでは、「Copy」ボタンを押すと、スクリプトファイルに書き出される内容を OS のクリップボードにコピーすることが出来ます。

こちらの方法を使うと、パーティクルエディタで作成した内容を、自分のスクリプトに組み込んで使うということも出来ます。

スクリプトだけでパーティクルを試行錯誤して作るのは大変ですので、スクリプトが分かる方も、パーティクルエディタを活用されると手間が省けていいと思います^^


パーティクルエディタを使った大まかなパーティクルの作り方は、分かりました。
では次に、パーティクルエディタで出来ることを見ていきましょう。

パーティクルは、「エミッター」と呼ばれる“発生源”から発生します。

セカンドライフでのパーティクルのエミッターは、パーティクルのスクリプトが入ったプリムにあります。

エミッターは、スクリプトにあるパーティクルシステムで設定された内容に基づいて、パーティクルを発生させます。

放出されたパーティクルがどんな状態なのか、それがどう変化していくのかを、パーティクルシステムの各パラメータで設定していきます。

セカンドライフでは、パーティクルシステムの設定はスクリプトでのみ行なうことが出来ますが、パーティクルエディタを使うことでその設定を GUI の形式で行なうことが出来ます。

各パラメータは、下記の通りです。


パーティクルの放出パターン(Pattern)

Explode球状
Angle球状、半球状、円錐状、またはリング状
Angle Cone円状、半円状、弧または放射状
Angle Cone Empty(未実装)
Drop初速なし


パーティクルの見た目や動きの設定


Burst Rateパーティクルの放出間隔
Burst Count一回の放出で発生するパーティクルの数
Angle Beginパーティクルが発生しない範囲(開始)
Angle Endパーティクルが発生しない範囲(終了)
Source Max Age放出持続時間
Particle Max Age表示持続時間
Start Glow出現時のグローの値
End Glow消滅時のグローの値
Scale Start出現時のサイズ
Scale End消滅時のサイズ
Target Key移動目標(オブジェクト、プリム、アバター)
Acceleration放出時の加速度
Omegaエミッタの回転速度
Textureテクスチャー
Burst Radiusパーティクルの発生範囲
Burst Speed Min出現時の初速の最小値
Burst Speed Max出現時の初速の最大値
Start Alpha出現時の透明度
End Alpha消滅時の透明度
Start Color出現時の色
End Color消滅する際の色

パーティクルの合成方法(ブレンドモード)


ソース 1
(デフォルトは Blend Src Alpha)
Blend One
Blend Zero
Blend Dest Color
Blend Src Color
Blend 1 - Dest Color
Blend 1 - Sec Color
Blend Src Alpha

ソース 2
(デフォルトは Blend 1 - Src Alpha)
Blend One
Blend Zero
Blend Dest Color
Blend Src Color
Blend 1 - Dest Color
Blend 1 - Sec Color
Blend Src Alpha
Blend 1 - Src Alpha

ブレンドモードは、OpenGLに直接作用します。


パーティクルの振る舞いを設定するフラグ


BounceSIMのZ座標平面で跳ね返る
Emissive明るさ全開
Follow Sourceエミッターに連動して移動する
Follow Velocity放出方向に合わせてパーティクルを回転させる
Interpolate ColorStart ColorからEnd Colorへ変化する
Interpolate ScaleScale StartからScale Endへ変化する
Target Position移動目標となるTarget Keyへ向かうようになる
Target Linear移動目標となるTarget Keyへ直線的に向かうようになる
Wind風の影響を受ける
Ribbonリボンのように繋がった状態のパーティクルを描画します

パーティクルの出力


Copyクリップボードにスクリプトをコピー
Injectスクリプトをプリムに埋め込み(スクリプトファイル作成)


パラメータは、LSL の llParticleSystem で設定出来る内容と同じです。

これらを駆使することで、様々なパーティクルを作ることが出来ます。


炎のようなパーティクルも、たったこれだけの手順で出来ちゃいます。


他のオブジェクトに飛んでいくパーティクルも、簡単に出来ます^^

スクリプトで書かないと実現出来なかった内容が、パーティクルエディタを使うことで、スクリプトを書かないで実現することが出来ます。

いかがですか?

パーティクルエディタ、すごくいいですよね。
パーティクルを作ってみたい方は、ぜひ活用してみてください^^
このエントリーをはてなブックマークに追加

2016年12月15日木曜日

Firestorm バージョン 5.0.1 のダウンロードが公式ミラーサイトからも出来るようになりました

昨日 Firestorm バージョン 5.0.1 が公開されましたが、ダウンロードしたい人が殺到してしまったため、ダウンロードが出来ない状況が発生してしまい、最終的には Firestorm の公式サイトまでアクセス過多で閲覧不能になるという状況が断続的に発生してしまいました。

それは、Firestorm のスタッフの想像をはるかに超える規模だったため対応に苦慮していたところ、なんとリンデンラボの御厚意で、リンデンラボのサーバーに Firestorm バージョン 5.0.1 のミラーサイトを置いてくれるということになったそうです。

そして今朝、そのミラーサイトが運用を開始しました。

Second Life Status - Newest Firestorm Viewer Download Issues

リンデンラボが用意した“公式”ミラーサイトからも、Firestorm 5.0.1 をダウンロードすることが出来ます。

これにより負荷が分散されることになりましたので、現在は Firestorm 公式サイトも安定した状態になりました^^


Firestorm 5.0.1 のダウンロードは、
から出来ます。

Firestorm 公式サイトのダウンロードページにある「Mirror」のリンクからも、リンデンラボが用意したミラーサイトからダウンロード出来ます。


昨日ダウンロード出来なかった方は、もう一度再挑戦してみてください^^


この措置は、バージョン 5.0.1 のダウンロードが落ち着くまでの限定的な対応だと思われます。

落ち着いたら、リンデンラボが用意したミラーサイトは無くなると思いますので、その際は今まで通り Firestorm の公式サイトからダウンロードを行なってください。


Firestorm は、Firestorm の公式サイトからのみ配布されています。

それ以外の場所での再配布は、許可されていません。
Firestorm のインストーラーなどを、Dropbox などの他のサイトなどにアップすることも避けてくださいだそうです。

公式で発表されている場所以外にもし Firestorm にあったとしても、Firestorm のスタッフはその内容の安全性は保証出来ません。
もしかすると、不正なプログラムが組み込まれていたりといったことも考えられたりしますので、そういったものはダウンロードしないようにしてください。


サードパーティー製ビュアーの配布をリンデンラボ自らが助けるというのは非常に異例なケースですが、それだけ Firestorm のシェアがセカンドライフでは大きいということの現れだと思います。

サードパーティーとのこういった良好な関係が、今後も続いていくといいですね^^
このエントリーをはてなブックマークに追加

2016年12月14日水曜日

Firestorm バージョン 5.0.1 が公開されました

Firestorm バージョン 5.0.1 (50527) が、本日公開されました。

Firestorm Update 5.0.1.52150 with BENTO! « Firestorm Viewer – The Phoenix Firestorm Project Inc.

Firestorm の公式サイトのダウンロードページからダウンロード出来ます。


今回のバージョンでは、公式ビュアーのバージョン 5.0.0 をベースとしたものになりました。
これにより、公式ビュアーの下記の要素が Firestorm にも取り込まれました。

  • アバターのスケルトンの拡張(Bento)
  • 描画の負荷の高い HUD に対して警告メッセージを表示する「HUD Complexity」
  • アウトフィットにサムネイル画像を付けられる「Visual Outfit Browser」
  • Windows での土地の動画の再生を QuickTime から VLC へ変更

などなど、公式ビュアー 4.0.7 以降の様々な改良や不具合修正が含まれています。

これにより、公式ビュアーと同等の最新の環境が Firestorm でも利用可能になりました。

詳しくは下記のページをご覧ください^^

天使になりたくて: セカンドライフ公式ビュアー バージョン 5.0.0 が公開されました
天使になりたくて: セカンドライフ公式ビュアー バージョン 4.1.2 が公開されました
天使になりたくて: セカンドライフ公式ビュアー バージョン 4.1.1 が公開されました
天使になりたくて: セカンドライフ公式ビュアー バージョン 4.0.8 が公開されました
天使になりたくて: セカンドライフ公式ビュアー バージョン 4.0.7 が公開されました

※Firestorm の方針で、公式ビュアーの機能がそのまま入っていない場合もあります


今回一番注目されている点は、「アバターのスケルトンの拡張(Bento)」への対応です。

公式ビュアーでは先日正式に Bento がサポートされましたが、ユーザーの利用率は Firestorm の方が圧倒的に多いため、“Firestorm が対応しないと本格的には利用出来ない”という状況が続いていました。

それがようやく、Firestorm でも Bento 対応ということになりましたので、これで事実上の「Bento 解禁!」となります^^/

Bento 製の製品は、Bento に対応していないビュアーでは正常に表示することが出来ません。
Firestorm をお使いの方は、今すぐアップデートしましょう!


その他、Firestorm 独自の改良や不具合修正も行なわれています。

アバターの表示設定

Firestorm では、「完全表示(Render Fully)」や「表示しない(Do Not Render)」に設定したアバターは、公式ビュアーとは違ってログアウトしても解除されません。
そのままでは誰を設定したか分かりづらいですので、世界メニューに「アバターの表示設定」が追加されました。

テクスチャーの再読み込み機能

プロフィール画像、グループの画像、インベントリのテクスチャーを画像ウインドウで表示している際に、画像を再読み込み出来るボタンが追加されました。


FPS表示(ステータスバー)

ステータスバーに、FPS 表示が追加されました。

時間表示の改良(ステータスバー)

ステータスバーの時間表示に、秒が表示されるようになりました。


RLV(Restrained Love)

RLVa が、バージョン 2.1.0 にアップデートされました。

Category:RLVa - Catznip

フォント

環境設定で変更可能なフォントに、Google Noto フォントが追加されました。

Google Noto Fonts


詳しくは、リリースノートや Inara さんのブログの記事での解説をご覧ください^^

firestorm_change_log_5.0.1.52150 [Phoenix Firestorm Project - Wiki]
Firestorm 5-0: Bento, VOB, VLC and more! | Inara Pey: Living in a Modem World

まだアップデートされていない方は、ぜひ最新版へアップデートしましょう!
このエントリーをはてなブックマークに追加

2016年8月17日水曜日

Firestorm バージョン 4.7.9 が公開されました

Firestorm バージョン 4.7.9 (50527) が、8 月 9 日に公開されました。

Firestorm Release 4.7.9.50527! « Firestorm Viewer >> The Phoenix Firestorm Project Inc.

Firestorm の公式サイトのダウンロードページからダウンロード出来ます。

今回のバージョンでは、公式ビュアーのバージョン 4.0.6 をベースとしたものになりました。

これにより、公式ビュアーの下記の要素が Firestorm にも取り込まれました。

公式ビュアーから取り込まれた主な機能

アバターの複雑さ(Avatar Rendering Complexity)


描画の負荷の高いアバターを描画しないようにして、ビュアーの表示を軽くする機能です。


「アバターの複雑さ(Avatar Rendering Complexity)」という値を基準にして、描画しないアバターを指定します。

詳しくは、

天使になりたくて: 描画の負荷の高いアバターを表示しないようにする「アバターの複雑さ(Avatar Rendering Complexity)」機能

をご覧ください。

Firestorm バージョン 4.7.9 の 「アバターの複雑さ」のデフォルトの値は、公式ビュアー バージョン 4.0.7 のものと同じ値になっています。

   超高
35000100000200000250000300000350000350000


Firestorm 独自の機能としては、「アバターの複雑さ」の値を超えたアバターは、公式ビュアーと同様に単色表示になるだけでは無くて、アバターの名前のところにそのアバターの「アバターの複雑さ」の値が表示されます。



これにより、どの程度描画の負荷がオーバーしたアバターなのかが、一目で分かるようになっています。

この辺は、公式ビュアーよりも分かりやすいと思います^^

Quick Graphics


自分好みのグラフィック設定を作成して、それを簡単に切り替えられるようにする機能です。




詳しくは、

天使になりたくて: セカンドライフ公式ビュアー バージョン 4.0.5 が公開されました

をご覧ください。

The HTTP Project


ビュアーとサーバーとの様々な通信が改善されています。
通信の安定性と信頼性が向上しています。

Firestorm オリジナルの主な改良点

Firestorm オリジナルの主な改良点は、下記の通りです。
  • KDU がバージョン 7.8 にアップデートされました
  • RLVa がバージョン 2.0 にアップデートされました
  • ログイン画面が変更されました
  • パイメニューの見た目や表示の仕方が変更されました
  • Linux では、ボイスチャットで使用されている SLVoice が提供されなくなりました。このため、Linux 版ではそのままではボイスチャットは出来ません。ボイスチャットを行いたい場合のために、デバッグ設定に Wine 経由で Windows 版の SLVoice を利用出来るオプションが追加されています。
    アドバンスメニューの「Show Debug Settings」で、
    FSLinuxEnableWin32VoiceProxy を TRUE に設定することで、
    Wine経由でWIndowsのSLVoiceが利用可能になります。

今回のバージョンでは、Mac と Linux では Havok を搭載したセカンドライフ用の Firestorm は用意されていません

理由は、
  • Mac は、RLVa のアップデートの際、Havok とコンフリクト(衝突)を起こしてしまったため。
  • Linux は、ビュアー側の Havok の機能(メッシュアップロード、Pathfinding)を使うユーザーがほとんどいないため。セカンドライフ用 32bit Linux 版 Firestorm ビュアーは開発終了。
だそうです。

Havok がビュアーに搭載されないことで、下記の機能でビュアー側の Havok を使用している部分が動作しなくなります。
  • メッシュアップロード
  • Pathfinding

これらの環境でビュアー側の Havok の機能を使いたい方は、公式ビュアーを使用してくださいとのことです。

今後 Firestorm では、

セカンドライフ用(Havok)32bitセカンドライフ用(Havok)64bitOpenSim用(Havok無し)32bitOpenSim用(Havok無し)64bit
Windows×
Mac×××
Linux××

が公開されます。

この状況は、公式ビュアーが 64bit 対応になって、64bit 版の Havok ライブラリがサードパーティーに提供されるまで続く予定です。
このエントリーをはてなブックマークに追加

2016年5月5日木曜日

6/15以降、TLS 1.2 をサポートしない古いビュアーでは L$ の取引が出来なくなります

2016 年 6 月 15 日以降、TLS 1.2 をサポートしていない Web ブラウザやセカンドライフビュアーでは、L$ の取引が出来なくなることが発表されました。

Update Your Web Browser to Ensure Secure Payments - Second Life

TLS(Transport Layer Security)は、以前は SSL(Secure Sockets Layer)と呼ばれていたもので、インターネットでの通信の暗号化や改ざんのチェックを提供する機能です。

Transport Layer Security - Wikipedia

インターネット上での個人情報の入力や銀行やオンラインショップなどでのお金の取引など、セキュリティーが必要な場面で使われている重要なものです。
セカンドライフでも、同様のケースで利用されています。

インターネットのセキュリティー向上のため、TLS は日々更新が行われています。

TLS の最新版は、バージョン 1.2 です。
TLS 1.2 をサポートしているかどうかは、下記のサイトで確認することが出来ます。

How's My SSL?

サイトを開いたページの「Version」の項目に「TSL 1.2」の表記があれば、その Web ブラウザは問題ありません。

TLS 1.2 をサポートしている場合

バージョンが 1.2 以前の場合は、新しい Web ブラウザにアップデートしておいてください。

TLS 1.2 以前の場合

Chrome、Firefox、Safari、Microsoft Edge などの現行の Web ブラウザの最新版では、TLS 1.2 には対応しています。


セカンドライフビュアーでも、ビュアー内蔵ブラウザで上記ページを開くことで、ビュアーで使用している TLS のバージョンを調べることが出来ます。


ビュアー内蔵ブラウザは、
  1. セカンドライフ公式ビュアーの「ミー」メニューの「環境設定」を選択して、環境設定ウインドウを開く
  2. 「セットアップ」タブを選択
  3. 「Web」の項目の「すべてのリンクに内蔵ブラウザを使用」を選択
  4. OKボタンを押す
  5. セカンドライフビュアーのアドレスバーに「https://www.howsmyssl.com/」を入力してリターンキーまたはエンターキーを押す
で開くことが出来ます。


※「すべてのリンクにマイブラウザ(Chrome、Firefox、IE)を使用」で開く外部の Web ブラウザでは、セカンドライフビュアーで使用している TLS のバージョンは分かりませんので、注意が必要です。

セカンドライフの公式ビュアーでは、最新のバージョン 4.0.3.312816 で TLS 1.2 に対応しています。


TLS 1.2 に対応した Web ブラウザや公式ビュアーを使っている場合は、6 月 15 日以降も今まで通り L$ の取引が出来ます。

もし、TLS 1.2 をサポートしていない場合は、L$ の取引が出来なくなりますので、今のうちに最新の環境に更新をしておいてください。

サードパーティー製のビュアーの場合は、それぞれのビュアー毎に、TLS 1.2 に対応しているかどうか確認しておいてください。


Firestorm ビュアーは、最新の 4.7.7 で TLS 1.2 がサポートされました。

4.7.7 以前のバージョンは TLS 1.2 には対応していませんので、6 月 15 日以降は L$ での取引が出来なくなってしまいます。

Firestorm のセキュリティーの方針次第では、バージョン 4.7.7 以前のビュアーは全てブロックされてしまう可能性もあると思われますので、もし現在 4.7.7 以前のバージョンをお使いの方は、今のうちに 4.7.7 にアップデートしておいてください。


Firestorm の場合は、公式ビュアーの更新に合わせて常に対応していますのでいいのですが、最近更新されていないような古いサードパーティー製のビュアーを使われている方の場合は、6 月 15 日以降は L$ の取引が出来なくなってしまう可能性がありますので、その辺注意が必要です。

もし、すでにサポートされていないような古いビュアーをお使いの方は、今のうちに乗り換えられることをお勧めします。
このエントリーをはてなブックマークに追加

2016年4月9日土曜日

Firestorm ビュアー バージョン 4.6.9 はブロックされました

事前の予告通り、Firestorm ビュアー バージョン 4.6.9 はブロックされました。
Today we have to block version 4.6.9 << Firestorm Viewer - The Phoenix Firestorm Project Inc.

これにより、Firestorm 4.6.9 ではセカンドライフにログイン出来なくなりました。


Firestorm では、バージョン 4.6.9 が Windows XP および Mac OS X 10.6 をサポートした最後のバージョンでした。
このため、これらの環境では今後は Firestorm を利用することは出来ません。


Firestorm ビュアーは、リンデンラボのセカンドライフ公式ビュアーのソ−スファイルを元に開発をされています。

Firestorm 4.6.9 以降で採用されている公式ビュアーのソースファイルでは、最新の開発環境に対応するため、Windows XP および Mac OS X 10.6 はサポートされなくなりました。

このため、バージョン 4.6.9 をブロックするということは、これらの環境は Firestorm でもサポートされないということになります。

Firestorm 以外のサードパーティービュアーの中には、現在も Windows XP および Mac OS X 10.6 をサポートしたものが残っているそうですが、これらのビュアーも、公式ビュアーをベースにしているものであれば、同様に利用出来なくなっていくと思われます。

Windows XP および Mac OS X 10.6 はすでに OS のサポート期間も過ぎていますので、これらの環境の方は、これを機会に新しい OS への移行を行われた方がいいと思います。


セカンドライフビュアーでは、今後、下記の 3 つの大きな変化が行われる予定です。

TLS 1.2 をサポートしないビュアーの切り捨て

通信のセキュリティー向上のために、TLS 1.2 のサポートが必須になります。
これをサポートしないビュアーでは、お金を扱うことが出来なくなります。

「Project Bento」に対応しないビュアーの切り捨て

アバター用の新しいボーンをサポートする「Project Bento」の機能が、まもなくメイングリッドに導入される予定です。
Bento のボーンを使ったアバターは、対応していないビュアーでは正常に表示されません。

「AISv3」に対応していないビュアーの切り捨て

現在の持ち物は、「AISv3」というシステムで動いています。
AISv3 以前のシステムもまだ動いてはいるのですが、これが切り捨てられた場合、古いビュアーでは持ち物が扱えなくなります。


これらの変化に対応出来るようにするためには、公式ビュアーでもサードパーティー製ビュアーでも、最新版のビュアーを使っていく必要があります。

その辺も考えると、今回限りの対応ではなくて、今後も最新版に更新出来る環境を用意された方がいいと思います^^
このエントリーをはてなブックマークに追加

2016年3月18日金曜日

Firestorm ビュアー バージョン 4.7.7 が公開されました

Firestorm ビュアー バージョン 4.7.7 が公開されました。


Firestorm Update 4.7.7.48706 << Firestorm Viewer - The Phoenix Firestorm Project Inc.

今回のバージョンは、公式ビュアーのバージョン 4.0.1 をベースにしたものになっています。

公式ビュアーバージョン 4 での最新機能が、ようやく Firestorm でも利用出来るようになりました。

天使になりたくて: セカンドライフ公式ビュアー バージョン 4.0.1 が公開されました
天使になりたくて: セカンドライフ公式ビュアー バージョン 4.0.0 が公開されました

Firestorm 固有の新機能は、今回も Inara Pey さんのブログで細かく紹介されています^^

Firestorm 4.7.7: get ready to update! | Inara Pey: Living in a Modem World


なおこのバージョンのリリースに伴い、Firestorm 4.6.9 は 3 週間後にブロックされるそうです。

Windows XP や Mac OS X 10.6 Snow Leopard は今後サポートされなくなりますので、これらの環境で Firestorm をお使いの方は、OS のバージョンアップなどを行われる必要があります。

Windows XP の方はもうほとんどいらっしゃらないとは思いますが、 Mac OS X 10.6 をお使いの方はまだまだいらっしゃると思いますので、そういう方はご注意ください。
このエントリーをはてなブックマークに追加

2015年8月23日日曜日

Firestorm 4.7.3 が公開されました

Firestorm バージョン 4.7.3 が公開されました。


4.7.3.47323 Release! << Firestorm Viewer << The Phoenix Firestorm Project Inc.

このバージョンでは、公式ビュアーのバージョン 3.8.2 をベースとしたものになりました。

これにより、公式ビュアーでサポートされていた下記の内容が、ようやく Firestorm でも利用出来るようになりました^^
  • Viewer-Managed Marketplace が利用出来るようになりました
  • Experience Tools(体験)が利用出来るようになりました
  • レイヤーの装着制限の緩和(Project Layer Limits)
  • テレポート時に装着しているものが外れてしまう不具合の修正
公式ビュアーにはあるのに Firestorm には無くて困っていた機能があった方は、ぜひバージョンアップしてみてください。

また、Firestorm 独自の改良もたくさんあるそうです。

その辺は Inara Pey さんのブログで細かく紹介されていますので、そちらもご覧下さい。

Firestorm 4.7.3: are you ready to rock?! | Inara Pey: Living in a Modem World
このエントリーをはてなブックマークに追加

2015年5月5日火曜日

Firestorm 4.7.1 Beta が公開されました

Firestorm の最新版、バージョン 4.7.1 のベータ版が公開されました。


Firestorm Major Update 4.7.1.45325  Firestorm Viewer - The Phoenix Firestorm Project Inc.

Firestorm は、リンデンラボがオープンソースとして公開しているセカンドライフビュアー(SnowStorm ビュアー)をベースに、ユーザーが独自の改良を行っているビュアーです。

今回のバージョンでは、ベースとしているリンデンのビュアーのバージョンが、3.7.8 から 3.7.26 に大幅に引き上げられました。

最近の公式ビュアーは、様々な新機能がものすごい勢いで搭載されています。
そのため、独自の改良が多岐にわたっている Firestorm では、本家の更新の内容をなかなか取りこめない状況が長い間続いていました。

公式ビュアーのバージョン 3.7.8 は去年の 5 月にリリースされましたので、ちょうど 1 年分の公式ビュアーの変更点が、ようやく Firestorm に盛り込まれた状態です。

このため、今回の変更点は多岐にわたっています。
公式ビュアーから受け継がれる代表的な変更点だけでも、下記の内容があります。

  • HTTP パイプライン&高速なインベントリの読み込み
  • Advanced Inventory System (AIS v3)
  • Server-side Appearance (SSA) の改善
  • SLShare2
  • メッシュの Joint ずれの修正
  • GPU ベンチマーク
  • Mac での日本語入力の不具合の改善
  • Avatar Hover Height

また、Firestorm 独自の機能追加や改善もたくさんあるようです。

このため今回のバージョンは、メジャーアップデートに位置付けられています。

この辺の詳細は、英語ですが Inara さんのブログで細かく紹介されていますので、そちらもご覧になられるといいと思います^^

Firestorm 4.7.1 Beta: It's here! | Living in the Modem World


今回のバージョンアップで一番特徴的な点は、「HTTP パイプライン」です。

天使になりたくて: HTTP パイプラインでアセットの取得時間を短縮

表示用のテクスチャーなどはもちろん、持ち物の読み込みも高速化されています。
公式ビュアー並に高速な読み込みと表示が出来るようになりましたので、今まで以上に快適に過ごせるようになると思います。


あと Mac ユーザの方には待望の、日本語入力の不具合の修正も行われています。
Firestorm にも、ようやく普通に日本語入力出来る環境が戻ってきていますので、Mac ユーザの方はぜひ試してみてください。


ベータ版ですので、まだ不具合が残っているところもあるかもしれません。
もしそういうのを見つけられた場合には、Firestorm の JIRA へ報告してください。

System Dashboard - Firestorm Bug Tracker


今回はまだベータ版ですので、古いバージョンの Firestorm のブロック(サポートの都合上、古いバージョンを使えないようにすること)は行われていません。

Firestorm 4.7.1 の正式版がリリースされた際は、古いバージョンのブロックが行われると思われますので、今のうちに新しいバージョンに慣れておくことをお勧めします。

特に Mac 版は、日本語入力の不具合の関係で、特例として古いバージョン(4.4.2)が長い間残されていましたので、Firestorm 4.7.1 がリリースされた際には今までのバージョンは使えなくなってしまうと思いますので、注意が必要です。
このエントリーをはてなブックマークに追加

2014年12月14日日曜日

Firestorm 4.6.9.42974 Hotfix が公開されました

昨日ですが、Firestorm 4.6.9 の修正版、バージョン 4.6.9.42974 が公開されました


Firestorm 4.6.9.42974 では、下記の 5 つの不具合が修正されています。
Firestorm のダウンロードページでは、すでに Firestorm 4.6.9.42974 がダウンロードされるようになっているそうです。

以上の不具合に遭遇されている方は、バージョン 4.6.9.42974 にアップデートしてください。

そうでない方は、4.6.9.42969 のままでも大丈夫だそうです^^
このエントリーをはてなブックマークに追加

2014年12月11日木曜日

Firestorm 4.6.9 が公開されました

Firestorm の最新版、バージョン 4.6.9 が公開されました。


Firestorm Release 4.6.9.42969! << Firestorm Viewer - The Phoenix Firestorm Project Inc.

既報の通り、今回はメンテナンスを目的としたアップデートになっていますが、新機能として、グループ BAN の機能が追加されました。

次のバージョンの Firestorm について


Mac での日本語入力の不具合は、4.6.9 ではまだ治っていません。

こちらは 4.7.0 で治る予定になっていますので、Mac ユーザの方は今回もバージョンアップは見送られた方が良いと思います。

Mac 版 Firestorm での日本語入力不具合修正は、バージョン 4.7.0 の予定
このエントリーをはてなブックマークに追加

2014年12月8日月曜日

Mac 版 Firestorm での日本語入力不具合修正は、バージョン 4.7.0 の予定

公式ビュアーに採用された Mac での日本語入力の不具合修正が Firestorm に取り込まれるのは、バージョン 4.7.0 の予定だそうです。


[FIRE-12025] Inline input will not be available. [CHUIBUG-191] - Firestorm Bug Tracker


現在の Firerstorm の最新版はバージョン 4.6.7 で、近日リリース予定の次のバージョンは 4.6.9 になるそうですが、こちらには既報の通り、最近公式ビュアーに取り込まれた新機能や不具合修正は含まれません。

次のバージョンの Firestrom について

Mac での日本語入力不具合修正も、次の次のバージョン、4.7.0 になる予定だそうです。

バージョン 4.7.0 がリリースされるまでは、Mac ユーザのみ引き続きバージョン 4.4.2 が使えるそうですので、もうしばらくは現状通りということになりそうです。
このエントリーをはてなブックマークに追加

2014年11月9日日曜日

次のバージョンの Firestorm について

公式ビュアーに様々な新機能が搭載されて、今まで以上に快適な環境になっていますので、次のバージョンの Firestorm にも期待が集まっているところだとは思いますが…、

次のバージョンではそれらの新機能などが含まれないことが、Firestorm の公式サイトで発表されました。


Be careful what you wish for << Firestorm Viewer - The Phoenix Firestorm Project Inc.

含まれない機能は、下記の通りです。
※含まれない機能として「CDN」と書かれていますが、Firestorm でも CDN からのデータの受け取りは出来ているようですので、実際は「HTTP パイプライン」のことみたいです。

Firestorm にリンデンの公式ビュアーのコードを取り込むのは、Firestorm 独自の機能との調整などもありますので、すぐには出来ません。
安定性や、リンデンコードを取り込むことによる新しいバグが無い状態を確保するため、次のバージョンではこれらの機能の導入を見送ったみたいです。

もちろん、これらの機能を取り込むための作業は行っていくそうですので、次のバージョンに含まれなくても悲観することはないそうです。

Firestorm の方も書かれていますが、もし上の機能を使ってみたい方は、Firestorm でそれらがサポートされるまでは、リンデンの公式ビュアーを使われることをお勧めします。
このエントリーをはてなブックマークに追加